こんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。

前回からエクストリュージョン症例集をご紹介させていただいております。

今回は第2弾。

前回は歯肉整形術を行い、矯正治療後の歯肉を整えていよいよ今回から仮歯が入ります。

以前のブログはこちらから

エクストリュージョン症例集2022②〜準備編〜

エクストリュージョン症例集2022②〜準備編〜

エクストリュージョン症例集2022②〜矯正実践編〜

エクストリュージョン症例集2022②〜矯正実践編〜

エクストリュージョン症例集2022②〜手術編〜

エクストリュージョン症例集2022②〜手術編〜

他多数ブログ掲載しておりますのでぜひそちらも参考にしてください。

今回は仮歯編

ここで前回までのおさらいをしていきましょう。

術前の状態がこちら

このままではフェルールが足りず、脱離を繰り返すか、歯根破折を招いてしまいます。

フェルールって何?って方は以前のブログをご覧ください

https://heartful-konkan.com/blog/15744

矯正スタート時の状態がこちら

8週間のエクストリュージョンにより歯根挺出をおこなった状態がこちら

歯肉整形術直後の状態はこちら

歯肉の手術をしたことで矯正後の後戻りは防止できますが、

このまま経過を見ていては切った歯肉が元に戻ってしまう可能性があるため、

当日に仮歯を入れる必要があります。

当日は歯肉切除を行った歯にのみ仮歯を入れます。

仮歯を入れて2週間後の状態がこちら

歯肉も出血っぽさがなくなり、歯肉にハリが戻ってきたのがわかります

ここまで来れば最終補綴(被せ物)へ移行することができますね。

仮歯の時期に評価するポイントとしては

・歯肉の腫れが治まり出血が出なくなること

・矯正後の歯の動揺によりお食事で違和感を訴えないこと

・ブラッシングがしっかりできるようになり、清潔に保てるようになること

簡単に書くとこう言った感じです。

以上の点がクリアできると最終章へと移行となります。

あと一歩ですね。

次回最終補綴編をお楽しみに

保存不可能と言われた場合、

もしかしたら「保存的治療」によって治せる術があるかもしれません。

抜いてしまうその前に一度ご相談ください。

あなたの歯が1本でも多く残りますように・・・

医療法人社団徹心会ハートフル歯科