【無菌×精密×専門医】 歯を残すために、知ってほしい「無菌化×精密根管治療」のこと
こんにちは。
ハートフル総合歯科グループの歯科医師、本山 直樹と申します。
私は、歯内療法専門医の立場から根管治療における臨床症例を通して感じたことをブログに書いております。
「できるだけ自分の歯を残したい」
これは、私たち歯科医師だけでなく、多くの患者さんが願う共通の思いです。
しかし、むし歯が歯の根(根管)まで進行してしまった場合、「神経を取る」だけでなく、その後の根管治療をいかに正確に、無菌的に行えるかが、歯の寿命を大きく左右します。
今回は、当院が行っている無菌環境での精密根管治療について、専門医の視点から分かりやすくお伝えします。
◆「精密根管治療」とは?
精密根管治療とは、感染や炎症を起こした歯の根の内部(根管)を、詳しく・細かく・正確に処置する治療法です。
一般的な保険の根管治療では、見えない部分を“経験と勘”で処置することもありますが、精密根管治療ではすべての工程を見える化し、細部まで管理します。
それが、再発リスクを減らし、歯の長期保存につながるのです。
◆無菌×精密治療を支える7つのこだわり
1. 唾液の侵入を“ゼロ”にする
唾液は、口腔内の細菌の宝庫。
根管内に一滴でも入れば、治療の成功率は下がります。
当院では、ラバーダム防湿と隔壁の設置により、治療中の歯を完全に唾液から隔離。
治療環境を「無菌室」のように保ちます。
2. ミクロン単位で見える世界へ
根管は、髪の毛よりも細く、複雑な分岐をしています。
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用することで、肉眼では見えない汚れや感染源も正確に把握し、取り残しなく清掃・消毒します。
3. 根の内部を効率的に削る
湾曲した根管を、無理なく、正確に削るには、NITIファイルという特殊なニッケルチタン製の器具を使います。
柔軟性が高く、破折リスクを抑えながら、確実に清掃範囲を広げます。
4. 三次元で根のかたちを把握する
通常のレントゲンではわからない根の立体構造や分岐も、歯科用CTで事前に把握。
治療計画に誤差がなくなり、的確に感染源へアプローチできます。
5. 根の長さも正確に測る
根管治療の失敗理由の一つは、根の長さの誤測定です。
当院ではデンタルX線と根管長測定器を併用し、正確な長さを割り出します。
6. 緻密な封鎖で、再発を防ぐ
最終的に根管を封鎖する「根管充填」において、
バイオセラミックシーラーという高機能な薬剤を使用します。
殺菌効果・封鎖性が高く、しかも硬化時にわずかに膨張することで、根管を隙間なく密閉します。
7. 細菌を可視化して、原因を徹底的に排除する
根管治療の成功率を高めるために「根管内嫌気培養検査」を導入しています。
この検査により、根管内の細菌の有無を可視化し、無菌化を確認してから治療を終了することで、再感染のリスクを大幅に低減しています 。
◆ 「見えない細菌」を可視化する、唯一の根管治療へ
ハートフル歯科の無菌化根管治療は、他とは違います。
なぜ再発するのか?──答えは“見えない細菌”にあります。
科学的根拠に基づいた、次世代の根管治療!
他院との違いは、“見えない感染”まで診ているかどうか…
ただ「見える」だけでは終わりません。
私たちは、マイクロスコープやCTなどの機器による精密診査に加え、根管内細菌を“可視化”する細菌培養検査を導入しています。
これにより、見えないはずの「感染の根」を科学的に特定し、治療の必要性や終了の判断までをエビデンスに基づいて行います。
徹底した無菌管理 × 高精度な技術 × 科学的根拠
これが、再発を防ぐための“本物の精密根管治療”です。
あなたの歯を、本気で守る治療を!
それが、ハートフル歯科の無菌化根管治療です。
◆「抜歯しかない」と言われた方へ
過去に「根の治療をしたけれど、また腫れてきた」「他院で抜歯を勧められた」という方も、精密根管治療×無菌管理×専門医の診断で、歯を残せる可能性はあります。
当院では、日本歯内療法学会の認定専門医として、再治療や難症例にも多く対応しています。
◆最後に
「保険で治療できませんか?」と聞かれることもあります。
しかし、精密根管治療は、設備・技術・時間を要するため、保険の範囲では十分な処置が難しいのが現状です。
私は、1本の歯に本気で向き合う治療を提供したいと考えています。
もし、「もう一度、自分の歯で噛みたい」と願うならば、一度私たちにご相談下さい。
無菌化×精密根管治療が気になる方は、お電話またはWEB予約からお気軽にどうぞ♪( ́▽`)
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「すべては患者様の笑顔のために」