こんにちは!ハートフル歯科総合グループ 小坂井竜也です。

と同じ患者さんなのですが、これらのケースは上顎の総義歯のケースでした。

経緯に関しては以前のブログを読んでいただければ幸いです。
今回は、下の歯の部分入れ歯を作り直して最善の入れ歯を目指していきます!

まず審査診断です。

噛み合わせは、上の入れ歯でKYBiteで診断しているので問題はなさそうです。

形に関しては2点ありそうです。
1つは入れ歯の奥の方形です。
もう少し大きく後ろの方を覆ってあげたほうが入れ歯の沈下が少なく、安定すると思われます。

レトロモラーパッドいう部位を覆うのですが、詳しく記載しているブログがあるので、こちらをご覧いただければ幸いです。

2つめは入れ歯のバネの形状です。

この形状だとバネのかかる歯に負担がかかりやすく、歯を失いやすい形式になっています。
なので、RPIクラスプの変形型で対応して、歯の負担を減らしていこうと考えました。
後ほど、詳しく解説します。

また、入れ歯のバネに関しては、別のブログで詳細を記載していく予定です。
次は入れ歯自体を細かく見れ見ましょう。

もともとも噛み合わせが強かったために、真ん中の部分に割れてしまったからか、修理痕と補強線が入っています。そして、やや歯石も固着しているようです。汚れがつきやすいですからね。

また、入れ歯の内面も何回か補修しているようです。
人口の歯もややすり減りがちです。

対応策としては、この床の部分は、金属の裏うちに変更して強度をだし、薄く仕上げて、汚れもつきにくくしていきます。そして、噛み合わせの干渉として、金属の裏打ちを前歯の方にエプロンのように伸ばして前歯全体でも補償できるように設計します。金属床ならこうして残った歯をしっかり守っていくことができるのです。

人工の歯に関しても、柔らかいプラスチックの歯から、硬く、しっかりした歯に変更していきます。

戦はそれまで積み上げてきたものの帰結であり、それに至るまでに何をするかが戦である。
という言葉がある通り、診査診断をいかに分析して戦略を練りこんでいくことが医療にも言えると考えられます。

そうしてできた入れ歯がこのようになります。

次回はこの入れ歯ができるまでの工程と、改善点の解説を行います。

全ては患者さんのために!

医療法人社団徹心会ハートフル歯科