こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

前回からのブログの続きです。

今回は、プログラム責任者講習会1日目についての振り返りの内容となっております。

1日目の課題は2項目です。

「特徴ある臨床研修カリキュラム」「責任者に求められるマネージメントスキル」

特徴ある臨床研修カリキュラムでは、私は当院の得意分野である「CAD/CAM」を導入したプログラムを作成してグループ内で発表させていただきました。グループ内で各自発表したものの中から一番良いカリキュラムを決めて、それをさらにブラッシュアップして全体で発表する形式であった。残念ながら、私のものは選ばれなかったが他の方の素晴らしいカリキュラムがあったのでグループ内で話し合ってより良いものにするために議論を交わすことになった。

ここでは、学習のプロセスについて学んだ。学習目標の持つべき性格には、①現実的であること②理解可能であること③測定可能であること④行動的であること⑤達成可能であることの5項目があります。そして、目標には一般目標と行動目標があります。一般目標(GIO)とは概念的、包括的な研修目標のことで、研修の成果を表現したものであり、何のためにどのような能力を習得するかを包括的に示すことを言います。また、行動目標(SBOs)とは具体的な個別の研修目標のことで、一般目標を達成するためにはどんなことができるようになるかを具体的に示すことを言います。これらを学習者がいかにして学ぶかについての学習方略を考えていくというわけです。

いつ、どこで、どんな方法で、何を用いて、何時間ぐらいで、予算はいくらかけるのかなどです。

項目についても、知識・態度・技能のどこまでを求めるのかについても考えていきます。

例えば、技能の自動化などは研修医が全て自分一人で完璧にこなすぐらいまでのことになるそうです。初めて聞く言葉が多くて非常に勉強になりました。

次に、責任者に求められるマネージメントスキルです。

この課題は、管理者としての案件処理能力を検証する IN-BASKETと呼ばれる制限された時間内に、役職者の立場となって 正確かつ効率的に案件処理を行なう試験によって行われました。

これがとても難しい課題でした。このセッションの司会進行の方がとても苦慮されており、なかなか力になれず申し訳ないところでした。

インバスケットの特徴をまとめますと、以下のようになります。

・異なる業種、役職を設定
・案件を直接処理できない制約
・無理のある時間設定
・結果そのものより、結果に至るプロセスを重視 • 絶対的な正解はない

インバスケットで得られる効果としては、

・優先順位決定力が向上する • 問題解決能力が向上する
・洞察力が向上する
・判断に自信がつく

この課題で感じたことは、各人それぞれ優先順位が異なるというところです。

そのために、話をすり合わせていくことが非常に困難さを際立たせていました。

これらは実際の診療業務においても同様のことが要求されるわけで、とても考えさせられる課題でした。上司や部下との普段からのコミュニケーションをきちんと風通しよく行っていないとうまくいかないだろうなと深く感じました。

1日目はここまでになります。

次回は、2日目について書いてみたいと思います。

 

さぁ、今日も一日頑張りましょう!

 

“すべては患者様の笑顔のために”

 

今後ともよろしくお願い致します。

 

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科