親子で受ける予防検査について
こんにちは
ハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。
今月はキッズ特集と題して、当院の小児歯科についてお話させていただきます。
当院は大人の一般歯科の医院とともに近隣に小児歯科を併設しております。
小児歯科では午前中の時間保育士が常駐しており、
お子様の託児を行いながらお母様の治療を行っております。
前回は「リトミック教室」というタイトルで歯が生え始めたお子様から通える当院の教室についてお話させていただきました。
前回のブログはこちら
https://heartful-konkan.com/blog/preventive/19379
今回は「親子で受ける予防検査」についてお話していきます。
当院では予防歯科に力を入れていて、2種類の予防検査の機械を導入しております。
南口院・北口院にある予防検査の機械はL I O N社のS M Tという唾液検査です。
これは以前のブログでもご紹介したと思いますが、洗口して出た唾液を試験紙に垂らし、
5分待つだけで「虫歯菌」「酸性度」「緩衝能」「白血球」「タンパク質」「アンモニア」の
6項目が検出され、それぞれが平均値の値より高いか低いかでリスク判定を行います。
詳しくは以前のブログをご参照ください。
以前のブログはこちら
https://heartful-konkan.com/blog/preventive/18593
一方、小児歯科で行っている「親子予防検査」は
唾液・プラークの採取とワックスを5分噛んでもらうことでシリンダーに唾液を吐き出してもらう検査です。4日間の測定時間がかかりますが、この検査では
「唾液分泌量」「唾液緩衝能」「ミュータンス連鎖球菌」「ラクトバチルス菌」を測定することができます。
お子様に関しては「ミュータンス連鎖球菌」「ラクトバチルス菌」の検査のみ行います。
L I O N社のS M Tと大きく違う点は、「ミュータンス連鎖球菌」「ラクトバチルス菌」と呼ばれる虫歯の発症に関連する菌を培養しリスク判定すること。それぞれの菌の把握をする事で的確な予防プランをご提案できるよう心がけております。
小児歯科では、
ぶくぶくうがいができない低年齢の時期から検査のできるこのオーラルケア社のデントカルトを取り入れることで、これから予防に力を入れようとするお子様にどんな予防方法が適切かを的確にアドバイスができるよう「親子予防検査」としてご紹介しております。
お口の中の虫歯菌の数は3歳までに決定するといわれています。
すでにお口の中に定着した虫歯菌を完全に除くことはできませんが、ミュータンス連鎖球菌やラクトバチルス菌をうまくコントロールしていくことができれば、しっかりとした予防を行うことができると考えております。
予防検査は治療ではありません。
予防検査をすることで虫歯にならないわけではありません。
ただ、あなたのお口、お子様のお口の取扱説明書として是非虫歯予防に役立ててください!