1DAYセラミック治療のセラミックの作る過程
こんにちは
ハートフル総合歯科グループの歯科医師井上貴史と申します。
今回はハートフル総合歯科グループでの1Dayセラミック修復のセラミックの作成やセラミックを取り付ける際の注意点などを書きたいと思います。
以前書いたセラミック治療のブログです→
https://heartful-konkan.com/blog/17085
むし歯を除去してセラミックインレー用に形成をしました。
その後、口腔内カメラ(口腔内スキャナー)で歯の撮影をします。上下の咬み合わせも撮影します。
歯科技工士さんの形成や撮影などのチェックを受けます。
画像の確認が終われば、患者さんはいったん休憩になります。
今回治療している歯は第一大臼歯という奥歯の大きな歯です。セラミックが欠けたりしないようにe.max CADという強度があるセラミックブロックを選択しました。
歯科技工士さんがコンピューター上でセラミックインレーのデザインをします。
上の画像はデザインをしたセラミックインレーの大きさが四角いセラミックブロックに入るかなどを見ています。
その後、ミリングマシンというセラミックブロックを削る機械にセラミックブロックを取りつけます。
上の画像の左上の紫色をしているものがe.max CADのセラミックブロックです。
スイッチを押したらセラミックインレーを削ってくれます。
通常のセラミックブロックですとセラミック作成時間は約30分です。
今回のe.max CADのセラミックブロックはミリングマシンで削り出した後に、窯に入れて焼きます。そのため作成時間は約1時間です。
e.max CADのセラミックブロックは窯で焼くことで強度が上がります。
上の画像は窯にe.max CADのセラミックブロックを入れたところです。
ラバーダムを装着します。
ピンセットでつまんでいるのが、出来上がったセラミックインレーです。
セラミックインレーの内面にセメント(接着剤)をつけて歯に取りつけます。
セラミックインレーを浮かないようにしっかり押します。
その後、光照射器を使用してセメントを硬化させます。
咬み合わせを確認します。
咬み合わせも問題なかったので、セラミックインレーを研磨して終了です。
他の歯をむし歯にさせないためにも日々の歯磨きや定期的な歯科医院でのクリーニングも重要です。
今後ともよろしくお願いします。
井上貴史