移植後の被せ物の治療について
こんにちは
ハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。
今回は歯牙移植の手術後の治療の流れについてお話します。
歯牙移植についての記事は以前からブログやYoutubeにU Pしていますので、
そちらをご覧ください。
https://heartful-konkan.com/tag/dr-野田/
移植手術を従来法やレプリカ法を用いて行った後、
固定期間を経て根管治療、被せ物の治療へと進みます。
移植後の固定期間については前々回のブログ
https://heartful-konkan.com/blog/dr_noda/17049
移植後の根管治療については前回のブログ
https://heartful-konkan.com/blog/dr_noda/17055
をご覧ください。
今回は移植後の被せ物の治療についてお話します。
根管治療が終わればいよいよ被せ物になります。
根管治療終了時に動揺が残っていたり、歯周組織の回復がまだの状態の場合、
仮歯を入れて経過をみます。
リハビリではないですが、噛み合わせに復帰させることで
少しずつ感覚に慣らせていく必要があるため、仮歯を入れながら歯周組織の安定を待ちます。
歯牙移植からおよそ2ヶ月半〜3ヶ月経った時期をおよその目安として被せ物治療を行っております。
インプラント治療でもインプラント手術から被せ物が入るまでに約3ヶ月の期間はかかります。
これは骨の治癒に関わるところなので、早く被せ物を入れても早く治るわけではありません。
悪いところを治すわけではなく、ご自身の回復を待つ治療なので、
焦らずじっくりと回復を待ちましょうとお話をしております。
移植した歯も根管治療が終了し、被せ物が入れば他の歯と変わらないただの歯です。
予防をしなければ、むし歯にも歯周病にもなってしまいます。
銀歯での治療の場合
セラミック治療の場合
汚れのつきやすさ、再発のリスクを考えればセラミック治療で終了することがオススメだと
私は考えます。
歯牙移植によりなんとか残すことができた歯。
最終的にどう被せていくかは患者さんとご相談し、治療を進めています。
ご不安なこと、気になること、なんなりとご相談ください。
1本でも多くの歯が残せますように・・・。