仕上げ磨きっていつまで行うの?〜歯磨き編〜
こんにちは
ハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。
今月はキッズ特集と題して、当院の小児歯科についてお話させていただきます。
当院は大人の一般歯科の医院とともに近隣に小児歯科を併設しております。
小児歯科では午前中の時間保育士が常駐しており、
お子様の託児を行いながらお母様の治療を行っております。
前回は「仕上げ磨きっていつまで行うの?〜フロス編〜」というタイトルで、お子様が自らフロスを始める時期について書かせていただきました。
前回のブログはこちら
https://heartful-konkan.com/blog/preventive/19400
今回は「仕上げ磨きっていつまで行うの?〜歯磨き編〜」についてお話させていただきます。
皆さん仕上げ磨きはいつまで行う予定ですか?
理想をいえば12歳臼歯と呼ばれる7番目の歯(親知らずを除いて最後の永久歯)が生えて来るまでは磨いて欲しいところですが、思春期のお子様、反抗期のお子様、なかなか忙しい時期に親御さんもお子さんも大変だと思います。
当院では生え変わりが始まり、上下4本ずつ永久歯が生え変わった頃合いをみて、
染め出しハミガキ指導を行っております。
お父さん、お母さんも子供の時にお口の中を赤く染めた記憶はないですか?
予防に熱心な歯科医院では大人になってからも定期検診時に行ってくれるところもあると思います。
この時期に染め出しを行う意味。そうそれは「卒業検定」。
お子様普段の磨き方がもう親元を離れていい状態なのかを確認します。
染め出しハミガキ指導の際にお子様に適切な歯ブラシか、歯ブラシの当て方が正しいか、
持ち方は合っているかなど、細かいところまでチェックを行います。
歯ブラシの選択もポイントです。
幼児期からずっと同じ歯ブラシを使っている方が多く、子供用の歯ブラシがかえって歯磨きの効率を下げてしまっている場合もあります。必要に応じてお口の中の状態に合った
ものをセルフケアグッズの処方として歯科衛生士が選んでご紹介しています。
もちろん、卒業検定1発合格は難しいと思います。
染め出しハミガキ指導を行ったあと数日はご自宅でも染め出しを行って歯科衛生士に教わった内容ができているか、お父さん、お母さんに見てもらう必要があります。
毎回の健診時にもしっかり磨けているかフォローアップをしております。
しかし、前回のブログでお話したデンタルフロスと適切なブラッシングを身につけられればひとまず仮免許は取得できるのではないでしょうか?
その後も生え変わりは後半戦に入っていきます。
当院では生え変わりが進むなかで、磨きにくい環境ができる度に染め出しハミガキ指導を行っていきます。
お子様が優良ドライバーであり続けるためにしっかりサポートしていきます!