今こそセルフケアを見直そう④ 〜院内スタッフの予防プランの統一化とセルフケアに対しての意識改革の徹底〜
こんにちは
ハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。
前回までに
・セルフケアによる口腔衛生状態の改善が感染症対策に必要であること、
・プロケア(歯科衛生士のケア)以上にご自身でのセルフケアが重要であること
・当院における予防検査による予防プランの提案と患者さん一人一人に合ったセルフケアグッズの選び方
についてお話しました。
今回はそれを実現させるための院内の活動についてお話します。
予防プランを策定する上で指導する側が気をつけなければならないこと。
それは予防検査の結果に対してどの歯科衛生士が指導しても同じ内容になることです。
細かいアドバイスについては歯科衛生士ごとに違いがあってもいいと思いますが、
大きな流れは違うものであってはなりません。
当院では、私個人の活動として昨年から月に1回、南口院・北口院・小児歯科の歯科衛生士さん、
若手歯科医師を対象に自由参加で勉強会を行っています。
休憩時間の実施のため、自由参加として開催していますが、どのスタッフも意識が高く、
皆休まずに皆勤賞です!
そのなかで小児歯科における食育、歯並びの予防の仕方の話であったり、
予防検査の必要性をどう患者さんに伝えるか、リスクに対してどのようにリスク管理をしているかを
話し合っています。
今までこういった機会を経験したことのないスタッフや卒後まもないスタッフはどうしても
聞き手になりがちで、初めは授業のような形で私の方から一方的にスタッフに話をするような状態
でしたが、回を重ねて勉強会を行っていくことで、質問が多く出るようになったり、
「私がみんなに話したい」と積極的にスタッフ主導で勉強会が進んでいくようになりました。
スタッフ一人一人が患者さんのお口が健康であってほしいという願いから、自主性を持って勉強会が
発展していくことは医院にとっても財産だと思っています。
今年も引き続き勉強会を続けていきたいと思います。
私主導ではなく、スタッフ主導の勉強会へ今年は変化していきそうです。
すべては患者さまのために・・・。