こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

今回は、「被せ物が外れて前後の歯にむし歯発見!!」という内容です٩( ‘ω’ )و

今回の患者様は、急患で右上6番のセラミッククラウンが脱離したということで来院されました。痛みなどはありませんでした。

44才 女性

右上6番のセラミッククラウンが脱離している状態です。

カルテを確認すると、5年以上前に作製して装着されたものでした。

既に根管治療が行われていて、失活歯と呼ばれる神経がない歯になります。

歯質を最大限に残して、残存歯質量を確保することに重点をおいた形成でした。

しかし、その分デメリットとしては被せ物と歯の維持を考えた時に脱離に対しての抵抗力に乏しい状態であると考察できます。

脱離した右上6番の後ろの歯である右上7番のおいて、銀歯の下にむし歯ができていることが分かります。歯と歯の間としてコンタクトする部分であり、また奥歯の清掃が難しいところに虫歯ができてしまいましたね( ´Д`)y━・~~

拡大画像です。

脱離した歯の前の歯である右上5番にもむし歯が認められます。

この歯は捻転歯と呼ばれる通常の状態で萌出せずに、ねじれた状態で萌出した歯になっていますね。90度捻転しています。また、中心結節と呼ばれる突起も確認できます。

拡大画像です。

患者様には脱離した歯を元の位置に戻してから、むし歯が認められる前後の歯を治療するよりも現時点で見やすくなっている状態を利用して、むし歯治療を済ませてしまうことを提案させていただきました。特に捻転している右上5番は、正直被せ物を戻して隠されてしまうと治療しづらいと判断したからです。患者様には現在の状況を説明したところ、私が提案した治療方針に納得していただきました。

右上5番は、6番の再セット時にむし歯治療を行い、奥の右上7番は銀歯の詰め物からむし歯を除去して、これをきっかけにセラミックインレーに変更することになりました。

良かったです♪( ´▽`)

今日も一日頑張りましょう!

“すべては患者様の笑顔のために”

今後ともよろしくお願い致します。

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科