こんにちは
ハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。
今回は前回に引き続き、分割歯牙移植についてお話させていただきます。

今回は最終章。仮歯から被せ物についてです。

前回は分割歯牙移植後の根管治療、土台までのお話をしました。

前回ブログはこちら https://heartful-konkan.com/blog/dr_noda/19203

 

 

経過良好で歯茎の色も健康的な薄ピンク色をしていたのがわかると思います。

骨の幅もわかりますか?術前の状態に比べ、歯を支える骨幅が増えているように見えませんか?

歯根を取り巻く歯根膜という組織が健康で、生着が上手くなされれば、歯周組織(歯茎や骨)は

回復していくのです。

ここまで回復がみられればいよいよ被せ物に移行します。

今回のような分割移植の場合、歯根の太さや長さが十分でないことがあります。

もちろんなんでも移植できるわけではありませんので、

術前に移植後の被せ物に耐えられる程の歯根の太さ・長さなのかどうかの診査は必ず行っております。

単独の歯として被せ物を入れることができれば、

歯ブラシやデンタルフロスなど他の歯と変わらないようなケアができるので、

できるだけ単独の歯として被せ物を入れることを目指しておりますが、

今回の場合、生着後の経過は良好でしたが歯根の長さから連結冠を選択しました。

まずは噛み合わせの慣れやセルフケアがしっかり行き届くための歯磨きの練習を仮歯で行います。

仮歯は3Dプリンターで製作し、取り付けました。

噛み合わせはずっと使っていない場所への噛み合わせのため、咬合治療(噛み合わせの治療)を

得意とする当院の小坂井先生と連携し、噛み合わせを構成しました。

 

 

歯科衛生士さんのしっかりとしたケアと患者さんのセルフケアの頑張りのおかげで、

無事最終的な被せ物へ移行することができました。

 

セラミック治療やインプラント治療、保険診療など他の治療もそうですが、

治療はあくまで予防のスタートラインに立たせてあげることしかできません。

治療の完了はあくまで予防のスタートなのです。

 

今回、3分割歯牙移植を担当させていただきましたが、

歯牙移植の事前準備、術後の歯科衛生士さんのケア、患者さんのセルフケアの頑張り

どれ一つ欠けていても成功はなかったと思います。

 

1日でも長く移植した歯が機能してくれるよう、今後ともしっかりケアしていきましょうね。

 

 

あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・

医療法人社団徹心会ハートフル歯科