こんにちは

ハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します

 

前回から「歯牙移植の成功率を1%でも上げるために行う5つのポイント」についてお話します。

前回のブログはこちら

https://heartful-konkan.com/blog/16454

 

 

今回は後半戦

当院で行うステップのうち

・CT撮影による3次元的歯根形態の把握

・受容床側に病巣が疑われる場合は先に抜歯をして治癒を待ってからの移植に切り替える

・低速回転ドリルにより周囲骨になるべく負荷をかけないようにドナー歯を入れるスペースを作る

・ドナー歯レプリカを作り移植手術時に使用することでドナー歯の生存率を高める

・歯周再生療法を併用する

をお話します。

 

〈ドナー歯レプリカを作り移植手術時に使用することでドナー歯の生存率を高める〉

ドナー歯のレプリカを作ることは、ドナー歯の形態の把握だけでなく、受容床に試適しながら

骨削除を行うことでドナー歯の抜歯を最後の行程にもってくることができます。

通常、ドナー歯を抜歯して受容床に試適しながら骨削除を行うので、歯根膜のダメージが

抜歯してからの時間が長くなるごとに大きくなっていきます。

ドナー歯の寸法と一致しているレプリカがあることで歯根膜のダメージを最小限に留めることができ、

結果移植の成功率を高めることができると考えられます。

 

どういうことか・・・

詳しくはYoutubeをご覧ください

つまり

従来の歯牙移植

・ドナー歯によって受容床を整えるため、ドナー歯が抜歯してから移植が完了するまでの時間

口腔外にさらされる。

・受容床に何度も出し入れされるため、歯根膜表面にストレスがかかる

レプリカによる歯牙移植

・受容床の整形をレプリカによって行えるので、ドナー歯を抜いてから移植するまでの時間が減少できる

・受容床への出し入れはレプリカで行うので、歯根膜表面にストレスがかからない

 

結果、ドナー歯にストレスのかからない移植をすることができるのです!

 

〈歯周再生療法を併用する〉

・抜歯しなければならない保存不可能歯の炎症が強く、歯周組織に大きなダメージがある場合

・年齢が40代以上で若年者に比べて歯根膜の状態が弱いと推測される場合

・前歯・小臼歯のようにドナー歯のサイズが小さく、歯根膜表面積が少ないことが予想される場合

こうした場合には治癒を高めるために歯周再生療法を併用しています。

→炎症による骨の吸収が多いときには人工骨を使用します

→歯根膜の働きが弱いときにはエムドゲインにより治癒をカバーします

 

以上当院では歯の状態に合わせて5つのポイントを加味しながら治療計画を立案しております。

 

すべての歯が救えるわけではありませんが、

1本でも多くのご自身の歯が残せますように日々診療しております。

わからないことがあればぜひご相談ください。

 

あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科