こんにちは

ハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。

 

前回までは、「歯牙移植とは」「歯牙移植の成功率」「歯牙移植をオススメする理由」

についてお話させていただきました。

 

今回はYoutubeリンクの第3弾、

「歯牙移植の成功率を1%でも上げるために行う5つのポイント」についてお話します。

 

当院で行うステップとして以下のものがあります

・CT撮影による3次元的歯根形態の把握

・受容床側に病巣が疑われる場合は先に抜歯をして治癒を待ってからの移植に切り替える

・低速回転ドリルにより周囲骨になるべく負荷をかけないようにドナー歯を入れるスペースを作る

・ドナー歯レプリカを作り移植手術時に使用することでドナー歯の生存率を高める

・歯周再生療法を併用する

 

今回は前半戦として

・CT撮影による3次元的歯根形態の把握

・受容床側に病巣が疑われる場合は先に抜歯をして治癒を待ってからの移植に切り替える

・低速回転ドリルにより周囲骨になるべく負荷をかけないようにドナー歯を入れるスペースを作る

・ドナー歯レプリカを作り移植手術時に使用することでドナー歯の生存率を高める

・歯周再生療法を併用する

の3つのポイントについてお話します。

 

〈CT撮影による3次元的歯根形態の把握について〉

歯は一つとして同じ形態はありません。

ドナー歯が受容床側に合う形態でなければ移植を成功させることはできません。

当院ではCT診断によりドナー歯の歯根形態、また受容床側の骨幅を3次元的に計測し、

移植を適応可能な状態なのかを確認しています。

 

〈受容床側に病巣が疑われる場合は先に抜歯をし、治癒を待ってから移植に切り替えることについて〉

移植の方法には抜歯をした日に移植を行う抜歯即時移植と抜歯をしてからある程度

治癒を待っての抜歯後待機移植があります。

保存不可能歯の歯根の周りの感染が広く、状態が悪い場合、移植後のドナー歯との治癒が

期待できないため、抜歯時に感染源をしっかり除去した後、歯肉の治りを待ってから移植を行います。

抜歯即時移植が適しているのか、抜歯後待機移植が適しているのかはCTの状態、歯肉の状態により

判断します。

 

〈低速回転ドリルにより周囲骨になるべく負荷をかけないようにドナー歯を入れるスペースを作る〉

当院ではバイコンインプラントの低速回転ドリルを移植手術に使用しています。

低速回転により発熱を抑えることで、懸念されるドリル切削時の発熱による骨の治癒不全をカバーし、

また切削時に出た自家骨をドナー歯の隙間に埋めることにより移植歯の安定を図り、

回復を早めております。

※インプラントでも移植でも多くの場合、骨を削る場合は専用のドリルで行いますが、

骨に穴を形成するときには発熱を起こします。Eriksson(1984年報告)らによればインプラント埋入するときに

形成時の温度が47℃以上になると骨に悪影響を及ぼし、その後に治癒の問題が生じると報告しています。

そのため、発熱を抑える方法として低速回転ドリルの使用や形成時の生理食塩水での冷却が推奨されています。

 

ポイントの3つ目までお話させていただきましたが、長くなってしまいましたので、

後半は次回お話いたします。

 

あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・

 

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科