こんにちは

ハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。

 

今回は前回の続きである保存できる歯とそうでない歯についてです。

前回は歯のヒビについて書きましたが、今回は根尖病巣が大きい場合についてお話します。

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根管治療というのは字のごとく根管と言われる根の中のトンネルの掘削工事になります。

 

根管に蔓延る感染歯質を機械的に除去し、キレイになった状態で根管充填といい封鎖を行います。感染経路がこれで封鎖が完了するため、その後コアを立てて被せ物に移ります。

家を建てることで例えれば、根管治療は基礎工事、コア(土台)は柱、被せ物は屋根といったところ。いくら豪勢な屋根を立ててもしっかりとした基礎がなければ家は倒壊しますし、まして歯を支えている骨が弱く(歯周病や根尖病巣が大きい場合)足場がぬかるんでいれば長期的に家が建っていることは不可能でしょう。

ここでの抜歯基準とはそういった歯周病や根尖病巣で歯を支えている歯槽骨を失っている場合、歯がいくら残せても歯を支える組織がもたない場合は保存ができませんということです。

 

根尖病巣が根管治療後も残ってしまう場合、多くは歯根嚢胞といい歯根の先端に膿の袋ができてしまうことを言いますが、根管治療だけでは回復が難しいことがあります。それを除去するために外科的根管治療を行う場合がありますが、1cmを超える歯根嚢胞の場合、その後治癒に向かっていくことが難しいため、抜歯基準になることが珍しくありません。

症例によっては1cmを超える根尖病巣の場合でも「再植」「移植」により歯が残せる方法もありますが、100%残せる治療の選択肢ではないため、慎重に診断をしていかなければなりませんし、患者さんともご相談をしていかなければなりません。「再植」「移植」に関しては今後別の回にてご紹介させていただきます。

 

根管治療をしてもなかなか治らない、何ヶ月も根管治療に通っている・・・実際はこういったことが原因でお悩みになっているのかもしれません。

当院では保険診療でもマイクロスコープを用いて何が原因なのか、どういった状態で苦しんでいらっしゃるのかをご説明しながら診療を行っております。

ぜひ根管治療で保存ができないと宣告された方、本当に残す術がないのか一度ご相談させてください。

 

 

野田裕亮

医療法人社団徹心会ハートフル歯科