こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

今回は、昨年の10月に受講した歯内療法学会における学会認定臨床研修会のお話になります。

学会もコロナの影響でほとんどがWeb開催になっておりますので、自宅で4名の先生方の講義を視聴することになりました。7つのカリキュラムから構成される学会認定臨床研修会を全て受講することで、専門医資格の受験資格を得ることができます。カリキュラムは一年に一つの受講となりますので7年かかります。今回のカリキュラムⅡを最後に全ての受講が終了となります。7年は長いようですが、今思えばあっという間だった気がします。これでやっと専門医の受験をするためのスタートラインに立てたというわけです。元々、専門医を目指したきっかけは当院の下田理事長のお言葉でした。ハートフル歯科での勤務も12年になり、ついに13年目に入りました。今ではハートフル歯科の一番の古株になり、最初に入社した時にいたスタッフも皆さん、次の職場で勤務されたり、最近では同僚の先生も開業されたりとたくさんのことがあったなぁと感慨深いものがあります。根管治療に関してもハートフル歯科でマイクロスコープに触れたところから始まりました。最新の器具をスタンダードに使わせてくれた下田先生には本当に感謝しております。私が専門医としてハートフル歯科に少しでも還元できればと常々考えております。まだ、受かってませんけれども…(笑)

話は最初に戻りますが、今回のカリキュラムⅡは「歯髄の保存療法、抜髄及び感染根管治療、非外科的歯内療法」でした。歯髄とは歯の神経のことを言います。歯髄保存療法の適応としては、可逆性歯髄炎が対象であり、不可逆性歯髄炎や歯髄壊死・壊疽は根管治療、つまり歯髄除去療法の対象となります。

歯髄保存療法には、①間接覆髄法②斬間的間接覆髄法③直接覆髄法④歯髄一部除去療法(断髄)があります。それらの内容を一つ一つ細かくお話しすることは今回は割愛させていただきますが、今回のカリキュラムⅡでは、歯髄の重要性と保存するための治療法について勉強しました。MTAについても現在いろいろなメーカーからたくさん出ておりますが、それらについても成分など細かく教えていただきました。講師の先生方が丁寧にまとめていただいているおかげで凝縮されており、今回もとても勉強になりました。コロナ禍ではありますが、自宅で自分の好きな時間に素晴らしい先生方の講義を聴講することができることに感謝しかありません。学んだことを少しでも日々の臨床に活かしていくことができればと思っております。

 

さぁ、今日も一日頑張りましょう!

 

“すべては患者様の笑顔のために”

 

今後ともよろしくお願い致します。

 

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科