こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は、、、

「根管洗浄(Dr.Plus)」について書きたいと思います。

入門編の“Bacterial reduction”が終わり、根管洗浄液の種類について

保険内根管治療で使用するDr.Plus、

自費根管治療で使用するNaClO +EDTA

それぞれについて回を分けて書いていきます。

今回は、その第2回となります。

テーマは、「Dr.Plus」です!

ハートフル歯科では、現在Dr.Plusという電解機能水を用いて、

保険内の根管治療の場合には根管内の洗浄・消毒を行っております。

歯周病治療などにおけるポケット内イリゲーションにも大いに効果を発揮しております。

歯周病治療に用いているものは、500ppmです。

電解して製造するのですが、比較的に化学的に安定した状態のものを使用しています。

(=日持ちします。開封しなければ、1年間)

当院での歯周病治療を受けた方はご存知かと思います。

電解機能水は短時間での殺菌作用ですが、

生体に対しての安全性が高いという最大のメリットがあります。

しかし、有機質存在下では殺菌効果が激減するので注意が必要と言われております。

そのため、電解機能水の場合は十分な機械的拡大により有機質除去を行い、

その後電解機能水を使用することが望ましいと言われております。

根管治療用のDrPlusは、900ppmに濃度を上げることで、より殺菌力をあげております。

しかし、化学的に不安定なために診療室で、製造して数日以内に全てを消費するようにしています。

(自然分解して塩水に戻ってしまいます。)

900ppmの濃度のものは、一般販売はしておりません。

私が個人的に思うDr.Plusの最大のメリットは、安全性に尽きるのではないかと考えています。

口腔内のうがいからも分かるように、口腔内粘膜に触れても何もトラブルが起きないのです。

これ、すごいことですよね♪( ´θ`)

操作性の観点から使用しやすく、かつ殺菌性能も備えている優れものです。

次回はこの話の続きを書いていきます。

 

“すべては患者様の笑顔のために”

 

今後ともよろしくお願い致します。

 

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科