こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は前回からのブログの続きです。

普段診療前に使用しているDr.Plusは、100ppmに希釈しています。

当院における取り組みとして、多くの方の診療前にうがいとして使用することで、口腔内の細菌感染による疾病が問題であるという意識を持ってもらいたいという意味と実際に口腔内の雑菌を除菌することで飛沫感染の予防に寄与していると思っています。
飛沫感染といえば、昨今のコロナウィルスの飛沫感染を心配されている方もいらっしゃると思います。

診療前に除菌することで、口腔内のウィルスにも効果的です。

口腔ケアとして診療前のうがいだけでなく、

外出後の『手洗い、うがい』はむし歯予防、歯周病予防、ウィルス対策にも効果的です。

また、患者さんの治療が終わるごとに、ユニットをドクタープラスで拭いて殺菌に努めています。

Dr.Plusを効率的にウィルス予防にも使っていただきたいです。

 

症例です。

37才 男性

左上5番、7番

<主訴>

左上7番において、過去に治療を行った歯に痛みがあり、

他院にて神経治療が必要と言われ当院を受診。

また、左上5番において他院にて根管治療を行い、根管充填まで終了している。

噛むと痛みがある。このまま、被せ物の治療をして大丈夫か診てほしいとのこと。

<現病歴>

[左上7番]

冷水痛(++持続痛あり)、温熱痛(+)、電気診(+)、

打診(+)、根尖部圧痛(+)

[左上5番]

冷水痛(-)、温熱痛(-)、電気診(-)、

打診(+)、根尖部圧痛(+)

<診断名>

[左上7番]

・歯髄の状態(Pulpal):
Symptomatic irreversible pulpitis
(症候性不可逆性歯髄炎)
・根尖歯周組織の状態(Apical):
Symptomatic apical periodontitis
(症候性根尖性歯周炎)

[左上5番]

・歯髄の状態(Pulpal):
Previously treated
(既根管治療歯)
・根尖歯周組織の状態(Apical):
Symptomatic apical periodontitis
(症候性根尖性歯周炎)

<治療方針>

[左上7番]  根管治療

[左上5番] 根管治療

術前です。

左上5番の根管充填材は微妙な感じがしますが、、、

実際に根管を確認する必要がありますね。

左上7番において、レントゲン画像を確認すると

銀歯の下に神経近くまで補強材料が充填されていることが分かります。(黄色丸枠)

神経の入り口(赤矢印)までの距離が近いですね、、、

このような過去にむし歯治療を行ったが、

むし歯が深かったケースは、治療後しばらくしてから痛みがでる場合があります。

左上7番根管充填後です。

根管をDr.Plusでしっかりと洗浄することで

2回目ぐらいには炎症もおさまり、症状も落ち着いてました。

ところで、

根尖、曲がってますね笑笑

うーん、頑張ろう!

痛みもなくなっていましたので、4回目には根管充填しました。

曲がっている根尖部まで、何とかうまく根管充填できました。

左上5番根管充填後です。

案の定、仮封(仮のフタ)を外して以前の根管充填剤を確認すると

過不足が認められたため、再根管治療を行いました。

もちろん、ここでもDr.Plusは活躍してくれます。

 

Dr.Plusに関しては、

下田先生が以前ブログにてコロナウィルスのことも含めて書いてくれてます。

こちらの記事も読んでいただけると幸いです。↓ ↓

コロナウィルスの致死率

 

“すべては患者様の笑顔のために”

 

今後ともよろしくお願い致します。

 

本山 直樹

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科