こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は、、、

3本立てでお話していきたいと思います。

テーマは、「根管洗浄」です。

入門編として、

“Bacterial reduction”

根管が汚れた場合にその細菌を減少させていくための手立てのこと

Bacterial Reductionは細菌数減少法とも言います。

ココからお話します。

何か、英語で難しそうな感じ…

どこが入門編なの?

そのように思われる方、

いらっしゃると思いますが、

内容はそこまで難しくないので

最後までお付き合いいただければ

幸いです( ´∀`)

当院では根管の化学的洗浄に

保険内においては

Dr.Plus(診療前うがい、イリゲーション用、根管治療用)は、

それぞれ濃度や温度を変えて使用しています。

Dr.Plusについては、次回以降にご説明させて下さい。

化学的洗浄??

「化学的洗浄」

今回のキーワードの一つですね。

ところで、

根管治療の目的は何でしょうか?

答えは、

“根尖性歯周炎の予防と治療”です。

根の病気の原因は、細菌です。

「そんなこと知ってるよ」という方、

すいません笑笑

根管治療において必要なことは

細菌を減らすこと!!

(=Bacterial reduction)

根管治療において、

Bacterial reduction(細菌数の減少)のためには

必要なものが3つあります。

機械的拡大

根管洗浄(化学的洗浄)

根管貼薬

これら3つに含まれる「化学的洗浄」は、

なぜ重要なステップであると言えるのでしょうか?

これを説明するためには、

根管治療の目的について見直す必要があると言えます。

大事なところなので繰り返しますが、

根管治療の目的とは、

「根尖性歯周炎の予防と治療」であります。

この目的のためには、徹底した無菌的処置と

細菌数の減少が求められます。

残念ながら機械的拡大・清掃だけで細菌数が

ゼロとなることはありません…

そこには複雑な根管系が存在するからです。

複雑な根管系に入り込んだ細菌を全て機械的に

除去することは非常に難しいと言われています。

従って確実な細菌数の減少のためには、

「根管洗浄=化学的洗浄」が

非常に重要なステップであるというわけです。

洗浄液が複雑な根管系、側枝などまで行き渡り

機械的拡大で清掃が行き届かない

不十分なところまで洗浄して

清掃・消毒するイメージですね。

まとめると、

根管の壁面あるいは根管と根管の間にある

扁平な空間(イスムス)に取り残された細菌を

除去するステップです。

イスムスは、その形態から機械的清掃が困難で、

細菌や壊死歯髄などが残存しやすいため、

化学的洗浄が重要なのです。

また、根管洗浄液には

抗菌作用・組織溶解性・スメアー層除去能

低細胞毒性などを考慮して選択する

必要があります。

学生時代に教わったのは、

「次亜塩素酸ナトリウムとオキシドール(過酸化水素)の洗浄」でした。

この組み合わせの根管洗浄は、

グローバルの観点から文献などを考察すると、

すでにトレンドから外れたテクニックであると言われております。

この術式は2つの薬液を交互に用いることによる酸素の発泡作用で、

感染源や切削片を物理的に洗浄します。

ただし、過酸化水素は次亜塩素酸ナトリウムの抗菌効果を

減弱させることが確認されており、

現在では、交互洗浄の有用性は低下しつつあるため、

あまり用いられることはなくなりました。

(詳細は、次回の「次亜塩素酸+EDTA」、「DrPLUS」の根管洗浄の比較しながらお伝えします。)

今回は入門編というパートでしたね。

なぜ、洗浄が必要なのか?

ご理解できましたでしょうか??

少しでも患者様のお役に立ててれば幸いです。

長文で失礼致しました、、、

次回以降は、当院における根管洗浄液について

保険内根管治療で使用しているDr.Plus、

自費根管治療で使用しているNaclO+EDTA

これらについて書いていきたいと思います。

 

“すべては患者様の笑顔のために”

 

今後ともよろしくお願い致します。

 

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科