根管洗浄①-1 Bacterial reduction
こんにちは。
ハートフル歯科のドクターM
本山です。
今回のテーマは、「根管洗浄」です。
まず最初に入門編として、“Bacterial reduction”からお話させていただきたいと思います。
Bacterial Reductionとは、根管が汚れた場合にその細菌を減少させていくための手立てのことです。
Bacterial Reductionは細菌数減少法とも言います。
何か、英語で難しそうな感じ…
どこが入門編なの?
そのように思われる方、いらっしゃると思いますが、内容はそこまで難しくないので最後までお付き合いいただければ幸いです( ´∀`)
当院では根管の化学的洗浄に保険内においては
Dr.Plus(診療前うがい、イリゲーション用、根管治療用)は、それぞれ濃度や温度を変えて使用しています。
Dr.Plusについては、次回以降にご説明させて下さい。
化学的洗浄??
「化学的洗浄」は、今回のキーワードの一つですね。
ところで、根管治療の目的は何でしょうか?
答えは、
“根尖性歯周炎の予防と治療”です。
根の病気の原因は、細菌です。
「そんなこと知ってるよ」という方、すいません(笑)
根管治療において必要なことは細菌を減らすこと!!
(=Bacterial reduction)
根管治療において、
Bacterial reduction(細菌数の減少)のためには必要なものが3つあります。
・機械的拡大
・根管洗浄(化学的洗浄)
・根管貼薬
これら3つに含まれる「化学的洗浄」は、なぜ重要なステップであると言えるのでしょうか?
これを説明するためには、
根管治療の目的について見直す必要があると言えます。
大事なところなので繰り返しますが、
根管治療の目的とは、「根尖性歯周炎の予防と治療」であります。
この目的のためには、徹底した無菌的処置と細菌数の減少が求められます。
残念ながら機械的拡大・清掃だけで細菌数がゼロとなることはありません…
そこには複雑な根管系が存在するからです。
この続きは次回のブログにて説明させていただきます。
“すべては患者様の笑顔のために”
今後ともよろしくお願い致します。
本山 直樹