こんにちは
ハートフル総合歯科グループの歯科医師井上貴史と申します。
今回は、右上の第二小臼歯の根管充填をした後に土台を入れて被せ物の治療を行った患者さんのケースについて書きたいと思います。
以前のブログです→https://heartful-konkan.com/?p=19415&preview=true

前回は根管治療が終わり根管内に最終的なお薬の根管充填材のガッタパーチャを詰めました。その後X-P写真を撮影して根管充填の状態を確認した内容を書きました。
今回は根管充填が終わり土台を作り被せ物の治療の流れについて書いていきたいと思います。

根管充填をした歯をよく乾燥させます。唾液などが入らないようにラバーダム防湿をして土台を作っていきます。歯の状態によって担当歯科医師が判断しラバーダム防湿以外の器具を使用する場合もあります。
土台は直接法と言って歯型などは取らないで口腔内に直接取り付けていきます。この時に土台を入れる歯が湿っていたり、濡れていたりすると土台が歯と接着しません。そのためよく乾燥させます。
よく乾燥した状態ができたら接着材を歯に塗布していきます。上の画像は専用のスポンジに接着材をつけてピンセットで乾燥させて歯に塗布しているものです。画像がオレンジ色になっている理由は、光が当たると硬化しまうため光をなるべく強くあたらないようにオレンジ色のライトに変えています。接着材を塗布したら一定時間おきます。その後に歯科器具でエアーと言って風をかけます。

この画像は接着材がなるべく均一になるように注意してエアーをかけています。
次は土台を作っていきます。

上の画像は土台となる歯科用のプラスチックを入れています。この際に気泡と言って空気が入らないように気をつけます。気泡が入ってしまうとその部分は空気なので隙間になってしまいます。隙間には細菌が入るなどがあるため気泡はない方が良いです。
その後はファイバーコアという土台の心棒を入れます。ファイバーコアは歯根と相性が良い材料です。
そして、光照射器を使用して土台を固めていきます。光重合と言って光を当てると硬化していきます。
こちらが土台を入れた状態です。

真ん中の黒い部分がファイバーコアです。
今回はここまでです。
次回はセラミッククラウンという白い被せ物をするための形を整える形成です。

今後ともよろしくお願いします。

井上貴史

医療法人社団徹心会ハートフル歯科