こんにちは
ハートフル総合歯科グループの歯科医師井上貴史と申します。
今回は左上第二小臼歯の感染根管治療を行った後の経過ついて書かせて頂きます。
前回のブログはこちらです→https://heartful-konkan.com/?p=18667&preview=true

前回は左上第二小臼歯の感染根管治療を行いました。
前回の治療から1週間後です。
前回の感染根管治療を行った際の歯科麻酔の効果が切れると、主訴であった左上の歯肉の違和感や歯肉の重い感じはなくなったということでした。
よかったです。
この日は症状の確認と根管内の確認です。

上の画像は術後1週間後です。
白い材料は仮の蓋です。
根管治療中になるべく痛みがないように麻酔をしていきます。
麻酔が効いたらゴムのマスクのラバーダム防湿をしていきます。

根管治療をする歯にラバーダムのクランプ(金属の器具)を装着します。
ラバーダムがかかったら白い仮の蓋を外していきます。
仮の蓋が残らないようにキッチリ除去します。
その後、根管内を確認していきます。
根管内に古い根管充填材のガッタパーチャや感染物質などが残ってないかや根管内から排膿や出血がないかなど確認します。
根管内は特に問題なくてよかったです。
この日は患者さんの症状は良くなっていますが、経過が短いためよく洗浄して新しいお薬に変えました。
今回の左上第二小臼歯の感染根管治療についてイラストを書きました。
イラストで説明します。

このイラストは歯の咬合面をイメージしています。
今回は頬側の根管にガッタパーチャがあり、口蓋側の根管が汚れていました。
今回はこの口蓋側の根管をアプローチし、重点的に根管治療を行いました。
次回、経過を確認して問題がなければ根管治療が終わり最後のお薬の根管充填材を根管内につめていきます。
今回は、今回の左上第二小臼歯の感染根管治療について書かせて頂きました。
すべての方、すべての歯が今回のように根管治療をすれば経過がよくなるということではありません。
歯周病が進行していたり、むし歯が進行していたり。歯や歯根にヒビが大きく入っていたりなどの場合は保存が難しい場合もあります。
ご不明な点がありましたら担当歯科医師に確認して頂ければと思います。

今後ともよろしくお願いします。

井上貴史

医療法人社団徹心会ハートフル歯科