左上第二小臼歯のガッタパーチャ除去
こんにちは
ハートフル総合歯科グループの歯科医師井上貴史と申します。
今回は左上第二小臼歯の見つけた根管の治療ついて書かせて頂きます。
前回のブログはこちらです→https://heartful-konkan.com/?p=18661&preview=true
前回は左上第二小臼歯の感染根管治療をはじめました。
まずガッタパーチャ(根管充填材)が入っている根管のガッタパーチャを除去していきます。
その後、汚れているもう一つの根管を確認しキレイにしていきます。
この画像はガッタパーチャが入っていない根管に根管治療専用の細い器具をしようして汚れをかき出しているものです。
色も悪く感染物質が出てきました。
根管内のからも腐敗臭といって腐った臭いがしていました。
これはガッタパーチャが入っていない根管内の歯の神経が壊死していたと思われます。
この根管が汚れていて根先に細菌が集まり、主訴である左上の歯肉の違和感の原因だと思います。
この根管もキレイにしていきます。
根管内を機械的に拡大といって根管内の汚れを除去します。
その後に根管内を洗浄します。しっかり根管内の洗浄をしていかないと感染歯質などの汚れが根管内に溜まったり、根の先の根尖外に押し出したりすると予後がよくありません。
根管内の機械的拡大をした後は必ず根管内の洗浄をしていきます。
機械的拡大と洗浄を交互にしていきます。
上の画像は根管拡大が終了した状態です。
オレンジ色のガッタパーチャや感染歯質などの汚れがないことを確認します。
患者さんに説明し同意を得てからデンタルX-P写真を撮影し根管内の状態を確認します。
こちらが根管治療後のデンタルX-P写真になります。
点線で囲んだところが今回根管治療を行った左上第二大臼歯です。
ガッタパーチャがあったりすると縦に白く映ってきます。
このデンタルX-P写真の所見ではガッタパーチャはなくなっていと判断しました。
根管内の確認が終わりました。
よかったです。
最後に根管内をよく洗浄して乾燥させます。
乾燥した後に根管内にお薬を入れて仮の蓋を入れて終了です。
この日の根管治療は終了です。
お疲れ様でした。
次回は、今回の根管治療をした後の症状などを確認して根管治療を続けています。
今後ともよろしくお願いします。
井上貴史