こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は前回のブログの続きになります。

歯を救うために(110-①) 左下6番感染根管治療治療Part18-痛み止めを飲んでも、症状が落ち着かない①-

2回目の根管治療です。

前回は抜髄治療と呼ばれる

最初の神経除去治療を行いました。

Initial Treatment(イニシャルトリートメント)

上記のように表記することもあります。

前回の治療時から痛みもなくなり、

治療後も特に大きな痛みもでなかったそうです。

振り返ると、患歯は“歯髄壊疽”であったと考えられます。

歯髄壊死との鑑別の違いは、

髄腔開拡をした時に歯髄壊疽は腐敗臭がすると言われています。

歯髄壊疽までの流れとして、まず歯髄の炎症が進行します。
→炎症途中で腐敗菌に感染します。→そのまま歯髄が壊死していきます。
→腐敗菌の感染があるため歯髄壊疽へ

根管内にファイルと呼ばれる器具を挿入して

レントゲン上で根管の長さの確認を行います。

3回目の根管治療です。

スムーズに治療も進み、3回の治療で根管充填まで終えることができました。

根管充填後のレントゲン写真です。

4根管にしっかりとガッタパーチャが充填されているのが確認できます。

 

今回の治療のまとめとして、、、

歯髄壊疽の病態の再確認です。

歯髄壊疽は歯髄壊死後に細菌感染が加わった病態になります。

感染するのは嫌気性菌(腐敗菌)です。

歯髄腔内の物質を発酵させ、腐敗臭を放ちます。

そのため、腐った臭いがとてもはっきりと分かります。

嫌気性細菌は、酸素がある場所を嫌います。

歯髄壊死を起こしているような歯髄腔は、非常に繁殖しやすい場所となるわけです。

歯髄壊疽の状態は、強い痛みを伴うことがほとんどです。

根管治療は必須となり、早期対応が求められます。

痛みを感じたら、早期受診して適切な治療を受けるようにお願い致します。

 

最後に、、、

この患者様は、今後の予定としてファイバーコアによる支台築造と

銀歯の被せ物を入れる治療を選択されました。

痛みはなくなりましたが、今後の経過観察をきちんと行うことが

とても大切になってきます。

お疲れ様でした。

 

さぁ、今日も一日頑張りましょう!

 

“すべては患者様の笑顔のために”

 

今後ともよろしくお願い致します。

 

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科