こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は、、、

「再々根管治療」です。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、

根管治療は再発リスクが一定以上あり、再治療を行うケースが

多いと言われています。

そして、その場合として再治療を行う度に治療成功率は

低くなると報告されています。

しかし、困っている患者様を救うことが私たちの役目です!

正しい治療を行うことで、治癒の可能性が少しでもあるものは

Let’s tryです!!

一緒に頑張っていきましょう。

 

31才 男性

左上6番 感染根管治療

<主訴>

左上6番において、

10年前に神経治療を行った。

10ヶ月前から歯肉の腫れと違和感を訴えて、

近所の歯科医院を受診して、再根管治療を行った。

その後、症状も軽快して被せ物の治療まで終わり、

経過観察中であった。

ところが、最近になって以前と同様の症状が再発してしまい、

専門性の高い歯科医院を受診して治療を受けるように勧められて

当院を受診されました。

<現病歴>

sinus tract(+)

・歯髄の診査

冷水痛(-)、温熱痛(-)、電気診(-)

・根尖部歯周組織の診査

打診(+)、根尖部圧痛(+)

プロービングdepth(3mm)

<診断名>
・歯髄の状態(Pulpal):
Previously treated
(既根管治療歯)
・根尖歯周組織の状態(Apical):
Symptomatic apical periodontitis
(症候性根尖性歯周炎)

<治療方針>
根管治療

<術前口腔内写真>

歯肉にプクッとしたものが確認できますね。

恒例のsinus tractです。(←膿の袋のことです)

頬側の2根管、両方か片方かに問題があるのかな、、?

<術前レントゲン写真>

根管充填材は3根管とも根尖までしっかり入っている感じですね、、、

黄色点線部分をご覧下さい!

MB(近心頬側根)の根尖に病変が確認できます。

銀歯の被せ物とセメント様の土台を除去すると、、、

歯肉から出血です。

歯質が近心側のみ歯肉より下、つまり歯肉縁下にあります。

炎症を起こしてますね。

下図の黄色点線部分です!

隔壁が必要ですね。

このような部分から細菌の侵入経路ができてしまうのかもしれませんね。

根管治療中も感染リスクを減らすために、

余計な感染経路を遮断する必要があります。

隔壁を用いて塞いでしまいましょう!

初診時は出血のコントロールが困難であるため、

2回目に行う予定です。

環境の創出が大事ですからねww

 

ということで、今回はここまでになります。

これは、初診時に対応できたところまでの治療報告です。

続きはもちろん次回以降にしっかりと書いていきますので、

お待ち下さい。

 

さぁ、今日も一日頑張りましょう!

 

“すべては患者様の笑顔のために”

 

今後ともよろしくお願い致します。

 

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科