こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

前回からの治療の続きです。

2回目の根管治療になります。

術前です。

歯肉の腫れもありません。

前回のブログより、

1回目の治療で根管口まで開けて、中から排膿している状態です。

 

歯の神経は歯髄とも呼ばれます。

神経と聞くと、脊髄のような白い神経を想像してしまいますが、

歯髄は血流がある組織です。

つまり、健康な歯の神経は血が通っているわけです。

しかし、いろいろな理由で歯髄の血流が途絶えてしまい、

歯髄が壊死してしまうことがあります。

歯髄が壊死すると、歯髄とは呼ばず根管内容物として表現されます。

壊死して腐ってしまった組織は自分の体の一部とは認識されず、体は異物と認識します。

そして壊死した歯髄をそのままにしておくと、

歯根の先端に炎症を起こし骨を溶かして痛みや腫れの原因になります。

また、歯髄壊死が起きた状態で細菌感染を起こしたものを歯髄壊疽と言います。

通常歯髄壊死は細菌感染がない状態で起こりますが、

その後引き続き虫歯の進行や歯の破折により細菌感染が起きると

内部の壊死した根管内容物が腐敗して強い腐敗臭を発します。

そして、2回目の治療になります。

仮封を外したところです。

痛みもなくなり、排膿もありません!

good jobです٩( ‘ω’ )و

これから根管の最終的な機械的拡大と清掃・消毒を行っていきます。

3回目の根管治療になります。

EMR(電気的根管長測定器)において、

根の長さを各根管計測して

さらに、根管にファイルと呼ばれる器具を

挿入してレントゲン撮影することで

根の長さの確認を行なっています。

根管は3根管とも器具も根の先まで到達しております。

レントゲン撮影もラバーダムをつけたまま

撮影できる特別な診療室で行ないます。

ハートフル歯科の秘密の部屋です(๑>◡<๑)

歯の頭、咬頭付近から3根管16mmの長さでした。

根管充填後です。

滞りなくスムーズに根管治療が終わりました。

無事終了して良かったです!

今後の治療予定としては、

ファイバーコアによる支台築造とセラミックによる被せ物の治療になります。

お疲れさまでした!!

 

今日も一日頑張りましょう!

 

“すべては患者様の笑顔のために”

 

今後ともよろしくお願い致します。

 

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科