左上4番感染根管治療-他院で抜歯と言われたら-①
こんにちは。
ハートフル歯科のドクターM
本山です。
今回は、、、
感染根管における治療症例です。
24才 女性
左上4番 感染根管治療
<主訴>
他院で根管治療を行った?治療途中??
突然、抜歯の宣告を受けたそうです。
不安になって当院を受診。
「何か理由などは聞いていますか?」と
患者様にお聞きしたところ、、、
「よく分からなかったです。」
こういう話、実は珍しくありません。
患者様に説明が十分でない可能性は
多分にあるのではと思ってしまいます。
患者様とのコミュニケーションは
とても大事ですよね。
私もできるだけ患者様に寄り添うように
心がけていますが、
ひとりよがりになっていないかと思うこともあります。
相性などもありますから、
合う合わないといったことも
お互い人間なのであると思います。
担当医制ではない当院のメリットが
このような場合は生かされるわけです(笑)
ということで、少し話がそれましたが、、、
それでは早速診ていきましょう!
<現病歴>
痛みや腫れなどはそこまで感じないそうです。
・歯髄の診査
冷水痛(-)、温熱痛(-)、電気診(-)
・根尖部歯周組織の診査
打診(±)、根尖部圧痛(±)
プロービングdepth(2mm)
<診断名>
・歯髄の状態(Pulpal):
Previously treated
(既根管治療歯)
・根尖歯周組織の状態(Apical):
Symptomatic apical periodontitis
(症候性根尖性歯周炎)
<治療方針>
根管治療
<術前レントゲン写真>
患歯の左上4番は根管充填まで終わっているのかな?
<術前口腔内写真>
仮封材が見えます。
この画像ですと見えづらいですが、
歯肉の腫脹やsinus tractはありませんでした。
仮封材を外すと、むし歯でボソボソしていますね、、、
P根(口蓋根)のみ根管充填材が入っているのかな?
B根(頬側根)はどうしたのかな??
それにしても何か詰まっているのか、汚れているなぁ〜。
そんな感じを最初に受けました。
今回はここまでになります♪( ´θ`)
お疲れ様でした。
今日も一日頑張りましょう!
“すべては患者様の笑顔のために”
今後ともよろしくお願い致します。
本山 直樹