こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今後は「歯を救うために」をテーマに、

皆様にブログを通していろいろなことをお伝えできればと思います。

それでは、第一回目のテーマは、、、

「樋状根(といじょうこん)」です。 

 

「根管治療は難しい…」

このような話をよく聞かれると思います。

それはなぜでしょうか?

これは、根管の複雑な解剖学形態によるところが大きいと言われています。

その中でも特に難しいと言われているのが、

「樋状根」です。

樋状根? どのような根なのか、、、

樋状根とは、頬側で近心根と遠心根が癒合して、根尖孔が縦向きに楕円形状を呈しています。

舌側には陥凹があり、根尖は舌側へ湾曲しています。

欧米人に比べて 日本人の樋状根の割合は多いと

言われています。

また、好発部位としては下顎第二大臼歯の約1/3に、下顎第三大臼歯の約1/10にみられます。

q

<日歯内療誌 39(1):12〜18,2018より抜粋>

根管の形状がCの形に似ているものがありますね。

これ、清掃しづらいのです、、、。・゚・(*ノД`*)・゚・。

根管治療の器具は回転器具が多いですから、

断面が円形からかけ離れた根管をキレイに掃除してそこを根管充填することは、なかなか難しいものがあります。

でも、好発部位の7番は根管治療することが

非常に多いのです。

根管治療の成功率は100%ではありません。

状況によって成功率は変わりますが、

概ね50〜90%と報告があります。

再治療になればなるほど成功率は低くなると

言われています。

成功率の低い、難しい治療であることは根管の

解剖学的形態に起因しており、樋状根のような複雑な根管に細菌感染を起こせば、、、

当然、清掃や消毒が困難であることは容易に想像

できるかと思います。

樋状根の問題点を把握して、ラバーダム防湿などのルールを遵守することが重要であると考えています。

次回は、実際の症例について書きたいと思います。

よろしくお願い致します。

 

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科