今日は!ハートフル歯科総合グループ 小坂井竜也です。

 

今回は、最近私が多用しているコピーデンチャーについての最新の作成方法についてお話しさせていただきます。

過去にコピーデンチャーの有効性については何個か書かせてもらっていますので、そちらもご覧いてだけたら、と思います。

今回は、コピーデンチャーの最新の作製方法のお話とそのメリットについておはなししていきます。

その作製方法とは、タイトルどおり3Dプリンターで作成する方法です。そして、コピーする入歯は口腔内スキャナーで即座に撮影していく方法です。

この方法は、今までのアナログ方式(型取り材で方をとって、プラスチックを流し込む)の作製方法とちがって、ずべてをデジタル方式で行っていきます。

このデジタルでの作成でよい点は、

1、型取り材、プラスチックのゆがみ、気泡におけるエラーがほとんどない(精度が高い!)

2、患者さんの待ち時間が少ない

3、材料費が低いので、患者さんへのコストも下げられる

4、技工操作が最小限ですむ。

5、コピー作成の拘束時間が少ない

となります。

1に関してはしては、ホントに精度がよく、今まで患者さんに口の中に入れてもらってもほとんどの人が前の入歯と気づかないくらいです!アナログの精度と比べると圧倒的にデジタルのほうが良いです。

2に関しては、入歯を撮影するだけなので5分もあればお返しできます。(アナログだと10分以上かかる)

3に関しては、3Dプリンター用の素材があれば出来上がりますしコストも低いです。

アナログですと、型取り材や専門のプラスチックの量を大量につかうのでコストがかかります。

4、5に関しては、コンピューターで作成するので実際手を動かす必要が研磨程度でほとんどなく、

3Dプリンターで作成して行けば、スイッチ一つで放置していれば出来上がります。

そして欠点は

1、今のところ色は単色のみ(歯の色、ピンク、透明)

2、そもそも3Dプリンターやスキャナーがないと作成できない

ことがあげられます。

1は、技工操作を加えれば応用は可能ですが、コピーデンチャーの用途を考えるとそこまで重視する必要はありません。

2に関しては、これはないものはしょうがないですね・・・

 

正直、ハードウェアのハードルを超えられればデジタル3Dプリンターコピーデンチャーを選択しない手はありません!

そのようなレベルでおすすめできます!

 

長くなりましたので、次回は実際にスキャナー、3Dプリンターを使用した症例をご紹介します!

おまけで、デジタル形式での入れ歯の作り方には実は二種類あり、3Dプリンターとミリング(削り出し)で作成する方法です。

コピーデンチャーではどちらの方法で作成した方が優れているのか?というお話もさせていただこうと思います。

 

全ては患者さんのために!

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科