こんにちは
ハートフル総合歯科グループの歯科医師井上貴史と申します。
今回は、なるべく歯の神経(歯髄)を保存した治療方法の生活歯髄療法の治療の流れ
についてです。

以前に生活歯髄療法について書いたブログです。→

なるべく歯の神経(歯髄)を保存した治療方法について

それでは、実際の治療の流れについて説明します。
まずは、診査、診断をします。
①診査、診断
(口腔内写真、X-P(レントゲン)写真、口腔内診査(問診、打診、温度診査、電気歯髄診断、動揺度、根尖部圧痛など))、カウンセリングを行います。

上の画像はX-P写真です。
むし歯は茶色、歯の神経(歯髄)を赤色で示します。
むし歯が歯の神経(歯髄)に近接していることが確認できます。
X-P写真だけでなく患者さんの症状などの診査や資料をもとに総合的に判断します。
生活歯髄療法が適応できる歯なのかを診査、診断します。
具体的には、自発痛といって何もしなくても症状が強い場合や歯の神経が死んでしまっている場合などは生活歯髄療法が適応することは難しいです。

②治療予定の歯に部分麻酔をします。次に唾液などが入らないようにラバーダムを装着します。ラバーダムが装着できない場合(むし歯が大きい場合、歯が大きくかけた場合など)はむし歯を除去してから隔壁(歯の頭の部分の歯冠部をプラスチックで補強します。)を作成します。

こちらは、むし歯を除去し隔壁をつくりラバーダムを装着しました。

③ラバーダムを装着後にむし歯など感染している部分を除去します。

 

④歯の神経(歯髄)を一部除去した場合、止血ができているか確認します。止血が出来ていない場合は歯髄を除去(根管治療)となります。

⑤歯髄からの出血が止まっていることを確認したら、MTAセメントを使用し入れます。その後プラスチックで蓋をします。この日は終わりです。

⑥後日、痛みなど症状がないかを確認して問題がなければ被せ物をします。

 

それぞれにメリット、デメリット、適応症や禁忌症などありますのでご不明な点は、担当の歯科医師にご相談ください。

次回は実際のケースについてです。
今後ともよろしくお願いします。

井上貴史

医療法人社団徹心会ハートフル歯科