みなさんこんにちはハートフル総合歯科の野田裕亮です。
先日、午後の診療時間休診として2024年第2回のオリエンテーションを行いました。

今回は結城先生による「ボツリヌス療法による咬合の問題の改善」
について書きたいと思います。

以前のブログ
「歯科のボトックス注射について考える」

「ボツリヌス療法を体験しました」

でも少し触れましたが、
「ボツリヌス」というとピンとこないと思いますが、
みなさん「ボトックス」と聞けば聞いたことがあるかもしれません。

ボトックスはアメリカのアラガン社が製造した商品名で
正式には「ボツリヌス療法」というのが正解のようです。

「ボツリヌス」と聞くと美容とかシワ取りとか
そんなイメージがあるかもしれません。
もちろん皮膚科や美容整形の分野では
そういった効果を目的に施術をしています。

歯科の分野では咬合のコントロール
簡単に言えば噛み合わせのコントロールを目的に使用します。

私は初め「ボトックス」とか「ボツリヌス」とか聞くと
ボツリヌス菌そのものを弱毒化して入れたりするのかなと不安になったり、
美容整形のようにダウンタイムのようなものがあって日常生活に支障があるのかな
筋肉は変性してしまうのかな?
なんて心配をしておりました。

しかし講義でも出てきましたが「ボツリヌストキシン」と呼ばれる
タンパク質成分を注射すること、また美容に用いる量よりもかなり少ないことから
安全に注射をすることができます。

また、筋肉を緊張させている神経の働きから筋肉の緊張を抑える効果があるので
筋肉が壊れて起こるような筋肉痛はないとのことでした。

ボツリヌス療法の効果は、注射後2~3日目から徐々にあらわれ
通常3~ 4ヵ月間持続します。
効果は徐々に消えてしまうので治療を続ける場合には
年に数回、注射を受けることになります。

当院ではボツリヌス療法による力のコントロールを行うべきかを
筋電図検査によって診断をしております。

そのため
・筋電図の検査の仕方
・筋電図による診断の仕方
・ボツリヌス注射の準備の仕方
・ボツリヌス注射の仕方
・ボツリヌス療法施術後のフォローアップの仕方
など細かいところまで結城先生にご教授いただきました。

ボツリヌス療法
当院では両側40000円で行っております
保険適応外の治療になるため
歯軋り、食いしばりがある方
セラミックが割れた経験がある方
歯に亀裂が入っている、またそれにより歯の破折の経験がある方
ご興味のある方はぜひご相談ください。

あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・

医療法人社団徹心会ハートフル歯科