みなさんこんにちは

三鷹市ハートフル総合歯科の野田裕亮です

 

今回のシリーズは先日学んできた歯周外科治療法についてご紹介しています

前回のブログはこちらから

歯周外科セミナーに行ってきました！

歯周外科のハンズオンセミナーに行ってきました！〜Modified Widman Flap法を紹介〜①

今回のセミナー学んだ内容は

・豚の顎を使った実習

Modified Widman Flap

Open Flap Curettage

 

・３Dプリンター模型を使用した歯周組織再生療法

 

・３Dプリンター模型を使用した歯の移植実習

 

・３Dプリンター模型を使用した歯肉移植実習

Langer ＆ Langer technique

VISTA

 

と内容盛りだくさん

前回はModified Widman Flapについて説明しました！

今回はOpen Flap Curettageについて解説します。

 

【Open Flap Curettage】

歯肉剥離掻爬術ともよばれる治療方法です

歯肉を切開して剥離し目視確認しながら歯石や炎症組織などを

取り除くのはModified Widman Flap と同様です。

大きく違うのは歯肉の縁を除去しないこと

そのため歯肉が下がりづらく審美的な領域でも有効な治療法でもあります

しかしながら歯肉が下がらない反面深い歯周ポケットは残ってしまいます

再発しないための歯科衛生士さんからのブラッシング指導などが必要です

アニメーションで見ていきましょう

 

歯肉の中には黒い歯石が見えますか？
深い歯周ポケットの場合外科治療により歯石除去を行います

Modified Widman Flapと異なり歯肉の縁で切開します

歯肉を剥離すると黒い歯石が見えてきます

 

スケーラーと呼ばれる専用器具で歯石の除去と周囲の炎症組織を除去します

歯肉を剥離しているので炎症の取り残しがない

歯肉の中が綺麗になれば歯肉を元の位置に戻し縫合を行います

Modified Widman Flapと異なり切開部分が治癒しても歯肉の位置は変わりづらく

審美的な影響を受けにくいのが特徴です

前歯などの審美的な場所では推奨されることが多くあります

 

実習では豚の顎を使い切開・剥離そして縫合まで行いました

 

次回は歯周組織再生療法について解説します！

歯周病でお困りの方がいらっしゃれば是非ご相談ください！

あなたの歯が１本でも多く残せますように・・・

医療法人社団徹心会ハートフル歯科