抜歯後の注意事項〜番外編〜
みなさんこんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮です
前回まで抜歯後の注意事項と題して抜歯後に注意すべき事柄をお話してきました
詳しくは前回までのブログをご覧ください
今回は番外編
よく受ける抜歯の質問事項について1問1答形式でお答えします
抜歯後によくある質問について回答します
Q.抜歯した日にお酒は飲んでもいいですか?何本までならいいですか?
A.抜歯した日は血流が良くなることは避けてもらうようにしています。
1本も飲むなとはいいませんが、飲んだこと血流が良くなると再出血の原因となります
血の味がするお酒美味しくないですよね。
翌日以降は普通に生活していいので当日はたしなむ程度にしてくださいね
Q.抜歯をしたら小顔になるってホントですか?
A.親知らずを抜くことによって小顔効果があるという主張はありますが、それは個人の感じ
方や見た目の変化によるものです。親知らずは奥歯の一部であり抜歯によって顔の輪郭に
微妙な変化が生じることがあるかもしれません。一部の人にとって親知らずの抜歯後に顔
の引き締まりや輪郭の変化を実感することがありますが個人の体質や顔の形状によって結
果は異なることを覚えておいてください。
Q.抜歯をして後顎にアザができたんですが大丈夫ですか?
A.親知らずの抜歯後、まれにアザができることがあります。
アザは、抜歯時の手術による組織の損傷や出血によって生じるものです。
特に難しい抜歯などで歯肉の切開や骨の削除量が多くなった場合、アザのリスクが高まる
ことがあります。
ただし、一般的にはこの内出血から起こるアザは数日から数週間で自然に回復します。
もし抜歯後に異常なアザや出血、痛みが続く場合は、歯科医師に相談をしましょう。
Q.親知らずを抜いた次の日から口が開かなくなったんだけど大丈夫ですか?
A.親知らずの抜歯後に口の開閉が制限されることがある場合があります。
これは、抜歯時の手術による組織の腫れや炎症によるものです。
一時的なものであり、通常は数日から数週間で回復します。
ただし、特に難しい抜歯や手術が行われた場合、口の開閉制限がより長く
続くことがあります。
抜歯後に口が開かなくなった場合は、以下の方法を試してみてください
1. 冷たいタオルや冷えピタなどを当てる: 抜歯後直後は腫れや炎症を軽減するために、
抜歯箇所に冷たいタオルや冷えピタなどを当ててみてください。
ただし、あまり冷たすぎると血液の循環障害が起こり、血液の流れが悪くなるため、
氷枕などは避けるようにしましょう。
抜歯の後24時間はそれで炎症反応を軽くすることができます。
その後は治癒の妨げになるので、腫れが少し良くなってきたかなと思えば
冷やすのも止めましょう
2. 優しく口を動かす: 抜歯後の口の開閉を緩めるために、
ゆっくりと口を開閉させる軽い運動を行ってみてください。
ただし、無理な力をかけないように注意しましょう。
3. 温湿布を試す:抜歯後24時間を過ぎたら腫れや炎症を緩和するために、
抜歯箇所に温湿布を当ててみることも有効です。
温度に注意し、熱すぎないようにしましょう。
4. 歯科医師に相談する: もし口の開閉制限が重篤で状態が改善しない場合、
または強い痛みや不快感がある場合は、早めに歯科医師に連絡して適切な処置や
アドバイスを受けるようにしましょう。
抜歯後の経過は個人差がありますので、適切なケアと医師の指示に従うことが
重要です。
いかがだったでしょうか
今回は抜歯後の注意事項についてお話しました
治療直後に説明を受けられていることと思いますが、
抜いた直後はドキドキしていて効いているようで頭に入っていないことも多くあります。
抜歯をした方、抜歯を控えている方もぜひ参考にしていただければ幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・