抜歯後の注意事項〜抜歯後の治り方〜
みなさんこんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します
今回は抜歯後の注意事項についてお話していきます。
私はハートフル総合歯科グループで主に
・歯の移植
・接着治療
・エクストリュージョン
などなるべく歯を残すための治療を行っておりますが、
やはりすべてのケースが適応になるわけではなく、
残念ながら抜歯と言わざるを得ないような患者さんも中にいらっしゃいます。
そうした中で、ここまで残せないか調べても無理だったら、
当院で抜歯をとセカンドオピニオンの後に抜歯まで担当させていただくことも多くあります。
今回は普段患者さんにお伝えする抜歯をした後の注意事項について情報発信をしていきたいと思います。
みなさんは抜歯をした後に抜歯後の説明を聞いてはいらっしゃると思いますが
抜歯という緊張MAXの状態で説明を受けても覚えていないことが多いようです。
今回お話しする抜歯後の注意事項はどこの医院さんで抜歯をしてもその後に説明されるであろう
ごく普通の注意事項です。
事前に見ておくことで仕事のスケジュールをあらかじめ調整できたり、
心配事が減らせれば安心して治療を受けられると思います。
抜歯後に改めて読んでいただければと思います。
次のような流れで抜歯後の注意事項をお送りします
①抜歯後の一般的な経過について
②出血の管理とケアのポイントについて
③腫れと痛みの軽減方法について
④食事の注意点
⑤歯磨きについて
よくある質問についての回答も最後に行います
少し量が多いかもしれませんので今回から何回かにかけてお伝えしますね。
それでは
①抜歯後の一般的な経過について
抜歯当日は出血の出やすい状態です
できるだけ安静に保つようにしましょう
抜歯した穴には血が溜まり血餅と言われるカサブタができます
カサブタが外からの感染を守り傷の治りを早めます
後ほどもお話をしますがカサブタが取れないようなケアに留めましょう
術後1週間が経過したあたりから徐々に骨の回復が始まります
1ヶ月が経過する頃には粘膜も厚くなり抜いた場所の骨も治癒してきます
半年もすれば穴は完全に塞がり、骨も完全に治癒していきます
抜歯後に特に注意をしなければならないのはこの最初の1週間
治癒が始まるまでにカサブタが取れないように注意することが肝心です。
また抜歯した穴が気になりやすいのは術後1~1ヶ月半くらい。
食べ物も詰まりやすいので歯科衛生士さんにケアしてもらいながらセルフケアでも清潔に保ちましょう
今回は前置きが長くなってしまったのでここまで
次回は
②出血の管理とケアのポイントについて
からお伝えします。
あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・