歯牙移植をINPUTする!
こんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。
今年も保存的治療(エクストリュージョン、破折歯接着治療、自家歯牙移植)
を中心に歯の保存を目的とした治療について情報発信を続けていきたいと思っておりますが、
知っていますか?
いま「歯牙移植」がアツいんです!
歯牙移植のブログ投稿を始めた5年前は、まだインターネット検索でもあまり上がってくる
ことはなく、知る人ぞ知る治療のイメージでした。
今ではインターネットで検索すると割とわかりやすく医院ホームページ等に載っていたり、
YoutubeやSNSでも歯牙移植について調べることができるようになっています。
歯科界においても、歯牙移植について
歯科の学術雑誌に連載が組まれたり、
コロナ禍で多く広まった歯科のWebセミナーではここ3年ほどで移植のセミナーを多く
見かけるようになりました。
「なるべく歯を残したい」
そういった患者さんのニーズに合った治療であることはさることながら、
移植治療をされてきた先人の方々の論文等から、
歯牙移植の長期予後や、それを達成するための気をつけねばならない点などが
明記されるようになり、その成功率の高さから歯牙移植という治療が見直されてきている
からだと考えています。
それでも歯牙移植は簡単な治療ではありません。
親知らずの抜歯ができる口腔外科の技術
インプラントのように骨を削合できる技術
歯周組織を健康に保つための歯周病に対しての知識
他にもさまざまな知識と技術がなければできない治療だと思っています。
それぞれの知識・技術の先に歯牙移植がある。そんなイメージです。
私も新年になってから歯牙移植の原稿を書かせていただきながら、
今年は「I N P U T」 & 「O U T P U T」を大事にして、
より深く歯牙移植を学んでいきたいと思っております。
いまはセミナーもアーカイブ付きで振り返り視聴ができるのがいいですね。
このブログ同業の先生方も見ていただいているみたいなのでここでおすすめのセミナーを。
今月の連休はWebセミナー三昧で歯牙移植の知識を深めていきたいと考えています。
先人の教えを賜り、普段の臨床の現場で歯牙移植の成功率が1%でも上がるよう、
自分のものにしていきたいと思っております。
保存不可能と言われた場合、
もしかしたら「保存的治療」によって治せる術があるかもしれません
抜いてしまうその前に一度ご相談ください。
あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・