こんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。

最近こちらのブログやH Pを見て、

抜歯と言われたが本当に抜歯しかないのか?

残せる可能性はないのか?

とセカンドオピニオンとしてご来院していただく患者さんが多くいらっしゃいます。

 

当院の理事長も先日「歯は抜くな!」という本を出版させていただきましたが、

歯を残せることで寝たきりや認知症のリスクが下がるというデータもあり、

ご自身の歯を残すことは将来のQ O L(生活の質や生命の質)を高く維持していくことに

つながると考えております。

私もその考えにとても共感し、院内でも保存的治療として

・接着治療

・エクストリュージョン(矯正的挺出)

・自家歯牙移植

を担当させていただいております。

どれも歯の保存が難しいと診断されたときにご提案できる治療法になります。

歯を保存する治療法ですから万能な治療と思われる方も多くいらっしゃると思いますが、

やはり全ての症例に適応するわけではありません。

遠方から歯を残せないか?とセカンドオピニオンにいらっしゃる方もおられますが、

やはり適応外の症例に関しましては

「残念ながら・・・」

とお話しなければならないこともあります。

それでもほとんどの患者さんはそこまで診てもらってダメなら仕方がない

とむしろご納得されてお帰りになられる方ばかりです。

保存的治療を行う以前にしっかりした診断、そして説明を行っているからこそ患者さんに

ご理解いただいているものと感じております。

当院では保存的治療を行う前に

・C Tを含めたレントゲンにより診査

・歯周ポケットの検査

・噛み合わせの検査

・マイクロスコープによる拡大視野での診査

・歯周病、虫歯による口腔内のリスク

以上5点を調べたのちに保存的治療が可能かを診断しております。

次回からは

保存的治療である

接着治療、エクストリュージョン、自家歯牙移植の非適応症

つまり、こういった状態は保存的治療が難しいといった項目をあげていきたいと思います。

あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・

医療法人社団徹心会ハートフル歯科