こんにちは!ハートフル歯科総合歯科グループ 歯科医師小坂井竜也です。

このシリーズは前歯がなくて困っていた患者さんへの対応をお話ししております。

前回までは、当院に来院された経緯をお話ししました。

そして、誠意ある対応をしていきたいと強く思いましたので、まずは、治療計画を行いました。

お口の型取りをして、模型にしてみたところ、まずは、歯を抜いたり、削ったりする前に、噛み合わせの是正を行いたいと思いました。

今現在、食事が今し難いことの改善をしたり、今後他の歯が現在の噛み合わせにより負担が大きくてダメになってしまう前に、噛み合わせに関しては対応しないとならないと診断しました。

現在は、奥歯がないことによる前歯噛みで、前歯のブリッジが折れてしまった事が考えられることから考えられます。

そして、治療計画は、

①まずは、噛み合わせの診断を行い、元々患者さんが持っていた噛み合わせを求めていきます。

②噛み合わせが求められたら、まずは、リハビリ用の入れ歯を作成していきます。

噛み合わせが一気に変わる可能性があるため、リハビリとして、入れ歯を使用していただき、

食事等できるようになったら、治療が必要な歯に介入して最終的な入れ歯等に移行します。

 

あとは、患者さんに同意を得られたので、治療に入ります!

まずは、噛み合わせの診断、採得を行うために、入れ歯の器の原型とそれにワックスを乗せたもの(ロー堤)を作成しました!

そして、患者さんの噛み合わせを採得していきます。

ワックスを軟化して、噛み合わせを探っていきます。

この際、前歯噛みみならないように注意します。

ある程度、噛み合わせの動きがわかったら、KYバイトシステムを利用しました!

噛み合わせの高さも、身長と比較しても問題なさそうです!

ここで、よかった点があります。

それは、前歯が上下反対の噛み合わせでなく正しい噛み合わせだと、上顎が前にちゃんとでる正常な歯並びで入れ歯を作成できるのがわかりました!

患者さんも大変喜んでくれました!

次回は、実際に歯を並べた仮の入れ歯が実際にちゃんと入るのか?見た目、発音、金属のバネの適合、噛み合わせをしっかり見ていきます。

全ては患者さんのために!

医療法人社団徹心会ハートフル歯科