こんにちは!ハートフル総合歯科グループ 歯科医師 小坂井 竜也です。

今回は入れ歯のメンテナンスの重要性についでおはなしします!

入れ歯に関しては、できあがったら何回か調整して終わりと思っている方もいるかもしれません。

しかし、結論をいってしまえば入れ歯を入れている方でもメンテナンスは必須なのです!

その理由は

①入れ歯の使用が長くなると、支えている歯肉の部分の骨が吸収してしまう。

②人工の歯が磨り減ってしまう

③入れ歯にバネがある場合、緩んでしまう

④汚れが固まって不潔の原因となる

など上げられます。

①は噛み合わせの負担が顎の骨に負担がかかってくる為にどうしても骨が吸収してしまい、ぴったりだった入れ歯もその分合わなくなっていきます。

その際は、入歯の合わなくなってしまった部分の裏打ちのレジンを敷いたり、作り直しをしていきます。

②は、どうしても、プラスチック製の人工の歯のことが入歯が多い為、徐々にする減っていってしまいます。このすり減りを放置していくと、噛み難くなってしまったり、あごの負担が増えてしまいます。

その際は、作り直しを行ったり、正常な噛み合わせを診断し、適正な噛み合わせの高さをもとめ、人工の歯を足したり、レジンを上乗せしたりします。

③はどうしても部分入歯、特にワイヤーのようなバネ式のものを使用している場合に、発生します。

断続的に力がかかるので、どうしてもバネの劣化はふせげません。

バネの強力なものは逆に会わない入歯を入れ続けると歯に負担がおおきいのでより、定期的なメンテナンスが必要です。

④これに関しては、通常のお掃除ができる方はそこまで問題にはならないことが多いのですが、お体が不自由な方や何らかの理由で通えない方に問題が発生しやすいです。

不潔な入歯にはカビが生えてしまうのです!カンジダ菌といって口の中や、唇にまで発生してしまうのです。

デンチャープラークという言葉をご存知でしょうか?歯石と同じように入歯の汚れや細菌がくっついて入歯に固まってしまいます。これ自体が不潔の原因になってしまうこともあります。

これらを解決するためにも、普段の入歯の磨き方の指導をうけたり、歯科医院自体でも定期的に入れ歯の清掃をすることが予防の秘訣となります!

次回は、入れ歯のメンテナンスが必須であると実感した一例についてお話をしていきます。

すべては患者さんのために!

 

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科