右下の第二小臼歯の根管治療③
こんにちは
ハートフル総合歯科グループの歯科医師井上貴史と申します。
今回は、右下第二小臼歯の根管治療が終わり歯に土台を補強してかぶせ物の治療について書きたいと思います。
前回のブログです→ https://heartful-konkan.com/blog/17872
根管内に根管充填材を入れる根管充填が終わりました。
これで根管治療が終わります。
この画像は根管充填が終わった直後です。
この後に根管内に土台を作り補強していきます。
根管治療をするためにはドーナツのように歯の咬む面に穴を開けます。根管内の入り口を見つけて根管内をアプローチしていきます。
この穴を補強するために土台を入れていきます。
今回はファイバーコアといって歯の根っこに似ている材料で土台を作っていきます。
よく乾燥させてボンディング材をつけたスポンジにピンセットで紙面に塗ります。
ボンディング材は、歯面と土台を接着させる液です。
ボンディング材を塗布後一定時間待ちます。
その後エアーブローといって優しく風をかけます。
その後に気泡といって空気が入らないように土台を専用のシリンジを入れていきます。
気泡が入るとそこは隙間になり空洞となります。
そのため気泡が入らないように慎重に土台を入れていきます。
その後、光照射をしていきます。
光をあてることによってこの材料は固まります。
ファイバーコアを入れた状態です。
真ん中の黒いものがファイバーコアです。
この後にかぶせものの治療になります。
根管治療をしている歯のため全体的にかぶせて歯を保護します。
今回はセラミッククラウンという白いかぶせもので修復していきます。
まずはセラミッククラウンの型取りからです。
形成といってセラミック専用の形を整えます。
かぶせ物の型を取る際に歯と歯肉の境界(マージン)をわかりやすくするために圧排糸を歯と歯肉の間に入れます。
歯と歯肉のマージンがしっかり出ていないとよいかぶせ物が出来ません。
かぶせ物の型を取る際に歯と歯肉の境界(マージン)をわかりやすくするために圧排糸を歯と歯肉の間に入れます。
歯と歯肉のマージンがしっかり出ていないとよいかぶせ物が出来ません。
痛みや違和感がなくなりよかったです。
すべての方が今回のように根管治療で痛みや違和感が良くなるわけではありません。
ご不明な点がございましたら担当歯科医師にお声がけください。
今後ともよろしくお願いします。
井上貴史