みなさんこんにちは、ハートフル歯科医院の歯科医師、結城です。

 

新型コロナワクチンの一般接種を普及させるべく、東京都内においても歯科医師によるワクチン接種が始まりました。今日は、安心・安全なワクチン接種の担い手となるために、歯科医師がどのような講習を受けるのかを紹介したいと思います。また先日私自身も、ワクチン接種のための単位取得と実務訓練を終えましたので、新型コロナワクチンに関する知識をみなさんと共有したいと思います。

まず歯科医師がワクチン接種を行うための条件として、現段階では厚生労働省は「新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種に必要な知識」について数項目の単位取得を義務づけています。また、筋肉内注射の経験がない歯科医師についてはワクチン接種に関する実技研修が、別途、必要になります。

 

新型コロナワクチンに関しましては、SNSなどで色々な憶測が飛び交っており接種するかどうか迷ってらっしゃる方も多いようです。日本歯科医師会が実施するオンライン講義を受けて、ワクチンに関する勉強をしましたので①ワクチンの効果について②副反応について③RNAワクチン(ファイザー社、モデルナ社)とウイルスベクターワクチン(アストラゼネカ社)についてお話します。

①ワクチンの効果についてです。“効果”は%で示されているのをよく目にすると思いますが、これは「ただの塩水」を注射した場合とワクチンを注射した場合を比較して、塩水ではなくワクチンを打っていれば感染を防ぐことができた割合を示しております。

この効果は、ファイザー社で95%、モデルナ社で94.1%、アストラゼネカ社で70%とされており、高い効果が期待されています。

さらに、アナフィラキシーショックというワクチンを打った直後に出現するアレルギー反応のリスクは、100万人中、ファイザー社で11人、モデルナ社で2.5人、アストラゼネカ社で9人でした。

また、1万分の1未満の確率で未知の有害事象の生ずる可能性がありますので心構えが必要です。

 

長くなってしまいましたのでつづきは次のブログでお話いたします、ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科