こんにちは

ハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。

前回まで口腔内接着法(直接法)について診断編、手術編、治療編に分けてお話をさせていただいていますが、今回はその第3弾の治療編です。

(口腔内接着法 診断編はこちら https://heartful-konkan.com/blog/dr_noda/13389

(口腔内接着法 手術編はこちら https://heartful-konkan.com/blog/dr_noda/13401

前回で口腔内接着治療(直接法)が完了しました。

接着治療終了後、腫れや痛みがないかどうか確認を行い、評価を行います。

破折部を内側から接着を行っても歯根の外の汚染が拭きれずに腫れが残ったり、経過を見ても歯周組織の回復が見込めない場合、口腔外接着法(再植法)に移行する場合があります。

 

当院では接着治療後の被せ物に関してはセラミック治療にて修復を行なっております。金属の被せ物に比べ、硬さが歯質と近似しているため、長期的に歯根に対しての負担も少ない治療と言えるでしょう。

(詳しくは当院H Pにて https://heartful-konkan.com/cerec/

 

ヒビが入っていた部分はできるだけ覆うように、それ以外の健全歯質に関してはできるだけ削らないように形を整えます。

 

型取りをした状態がこちら

 

 

噛み合わせもコンピューター上で確認することができます。

(歯の頭についている青や赤のマークは噛み合わせの強さを表しています)

 

 

下の写真は上下噛み合わせた状態の画面です。上の歯(奥から2番目)は欠損で何も入っていません。このままではせっかく治した接着治療歯の噛み合わせの負担が解消できません。また破折を繰り返してしまうことでしょう。

上の歯にはブリッジ、入れ歯、インプラント、もしくは親知らずがあって骨の状態が良ければ歯牙移植により欠損を解消するのもいいかもしれません。

 

 

こうしたお話も撮影した画面でお話することができるので、患者さんもご自身のお口の中の状態をイメージしやすいのではないかと思います。

 

設計をした画面がこちら。

 

 

その後、出来上がったセラミックを口腔内に取り付けて終了となります。

当院では1D A Yセラミックを行なっておりますので、通常90分〜120分で当日取り付けまで完了します。(お口の中の状態によっては後日取り付けになることもありますのでご了承ください。)

 

口腔内接着法は非外科処置のため侵襲性の高い(※)治療ではありません。

そのため、亀裂程度の歯であれば口腔内接着法により抜歯を回避できれば、延命であってもその後の治療計画が大掛かりなものとならずに済むでしょう。

しかし、破折を呼んだ原因はしっかり精査しなければなりません。

噛み合わせや歯ぎしり、食いしばりが原因であった場合は、接着治療で歯を残しても、またその環境にさらされることになります。接着は一時的なものですぐにまた破折をしてしまって何の意味もありません。

 

(※)侵襲性が高いとは腫れや痛みが伴ないやすいということ

 

しっかりとした事前診査の元、破折歯治療が叶うのかどうか診断をさせてもらっております。

 

詳しくはご相談ください。

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科