こんにちは
ハートフル総合歯科グループの歯科医師井上貴史と申します。
今回は、右下の第二第臼歯の根管治療をした患者さんのケースについて書きたいと思います。
前回のブログです→https://heartful-konkan.com/?p=19536&preview=true

前回は右下第二第臼歯に痛みがあり来院されました。診査、診断について書かせて頂きました。正しい診断を行うために重要なのが診査になります。必要によっては診査項目が増える場合もあります。正しい診断ができないとよい治療を行うことが難しいです。根管治療だけでなく治療を行う前に重要なのが診査、診断です。診査をキッチリ行わないと正しい診断ができません。診断ができないと治療を行うことができません。
今回は実際に根管治療を行なった内容を書きたいと思います。
右下第二第臼歯の根管治療についてです。

まずは、麻酔をしていきます。なるべく患者さんに痛みがないように麻酔の針を入れる部位に表面麻酔のジェルを塗布します。歯肉に麻酔が入っているジェルを塗るだけなので痛みはありません。ご安心ください。表面麻酔が効いてきたら針での麻酔です。こちらもなるべく痛みがないように電動麻酔器具を使用していきます。
その後に麻酔がキッチリ効いているか確認して治療を始めます。

まずは古い修復物を除去していきます。こちらは一般的にドリルとも呼ばれる歯科用回転切削器具にて古い修復物を除去しています。麻酔が効いているため痛みはありません。
その後に歯の神経(歯髄)が出る前にラバーダムを装着します。
この歯は診査で失活歯といって歯髄が正常な働きをしていないく、歯髄が死んでしまっている可能性が高いです。そのために根管治療が必要となります
ラバーダム防湿は根管治療の際には必要です。

ラバーダム防湿をして古い修復物をすべて除去すると

根管内にまで縦にひび(クラック)が入っていることが確認できました。

今回の歯に痛みの原因だと思います。

今回は痛みの原因について書かせて頂きました。

原因が判明してよかったです。この後根管治療を行っていきます。

今後ともよろしくお願いします。

井上貴史

医療法人社団徹心会ハートフル歯科