歯を救うために(92)MTAをどのように使うのか?-YouTube-
こんにちは。
ハートフル歯科のドクターM
本山です。
前回に引き続き、、、
YouTubeにおける動画紹介編です。
第2回目は、
「MTAをどのように使うのか?」
まず最初に、
MTAについて簡単に説明していきますね。
MTAとは、、、
Mineral Trioxide Aggregate(ミネラル三酸化物集合体)の頭文字になります。
諸外国ではパーフォレーションリペア、逆根管充填などに
日本では覆髄材のみ薬事認可されています。
そのため、日本の場合MTAの性質、効果をフル活用するためには
保険適用ではなく、自費治療になります。
当院では主に3つの適応症例によく用いられます。
①生活歯髄切断法
②偶発的穿孔(パーフォレーション)
③根尖破壊
MTAの性質として、
特筆すべき点は水分があるような湿潤下においても
その高い封鎖性にあると思われます。
水と反応して水酸化カルシウムを徐放して強アルカリに保つことで
細菌の増殖を抑制することができます。
また、生体親和性が高く、長期に渡り細菌の侵入を防ぐことができます。
これらの性質を利用して、
VPT(部分的断髄法)のように神経の温存を図る治療であったり、
偶発的穿孔(パーフォレーション)においては、
根管と異なる部分に誤って穴が開いている状態に使用するため、
MTAの高い封鎖性が有効的になってきます。
根尖破壊のケースも根尖と呼ばれる根の先が破壊されてますから
通常のガッタパーチャでは対応できません。
しかし、MTAを使用すれば根尖の封鎖も行うことができます。
今回の動画は、
「MTAをどのように使うのか?」について
短い時間でできるだけ分かりやすいように解説しています。
実際の具体的な症例については、
別の動画を準備していますので、
そちらを視聴していただければ幸いです。
ご興味のある方は、、、
ご視聴よろしくお願い致します。
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さぁ、今日も一日頑張りましょう!
“すべては患者様の笑顔のために”
今後ともよろしくお願い致します。
本山 直樹