こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は、前回からのブログの続きです。

根の長さ(根の先までの長さ)を測定していきます。

根管にファイルを入れて、根の長さの確認を行います。

3根管あることが確認できます。

根の長さを測り、そこから適切なサイズに拡大していきます。

拡大操作を「機械的拡大」と言います。

根のお部屋、つまり根管を先程のファイルを用いてヤスリの要領で掃除していきます。

根管は曲がっています。
しかし、拡大していく過程で直線化していきます。
結果、根の長さは、短くなっていきます。

だから、根管治療では、特にレントゲン撮影の回数は増えていきます。
何枚もレントゲンを取りながら、ステップごとに確認します。
過度に拡大したり、器具を歯牙の外側に突出しないように何度も確認しながら治療は進みます。

見えにくい根管では、レントゲンによる確認作業は、必須事項となります。

根管充填後です。

3根管にしっかりと根管充填材が入りました。

根管充填までに治療回数4回、1週間ごとの来院で終えることができました。

治療回数がかかるのは、機械的な拡大に時間がかかるのと、化学的な清掃(消毒)にも時間がかかるからです。

理想的には、初日に根尖まで開けて、「フレアアップ」=予期せぬ治療中の痛みが起こらないように

何回かに分けて治療を行う必要があります。

一気に進めると、フレアアップ=予期せぬ痛みが発生しやすいものです。

3ヶ月後です。

術後の経過期間としては、根管充填後より3ヶ月後と6ヶ月後に行います。

被せ物は銀歯を選択されました。

痛みや腫れもなく、経過良好でした。

6ヶ月後

経過良好です。

隣接歯の左下6番の再根管治療も終了しております。

 

いかがでしたでしょうか?

根管治療の予後確認までのイメージができましたでしょうか??

これから治療を受ける患者様のお役に立てれば何よりです(≧▽≦)

 

“すべては患者様の笑顔のために”

 

今後ともよろしくお願い致します。

 

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科