医療法人徹心会ハートフル歯科医院、理事長下田孝義です。

 

前歯の脱離で、急患さんがやってきました。

あらあら大変。
前歯が取れちゃっています。よく見る金属性の太い心棒が、ついていました。

レントゲンを見ても、大きな穴が、見えます。
太い金属心棒は、下歯からの突き上げで、くさび状の力、テコの力ガ、かかってしまいは破折しやすくなります。
ハートフル歯科では、グラスファイバーを使用した心棒を使用しています。グラスファイバーを使用すると、象牙質と近似した弾性の心棒となり、歯の破折を予防してくれます。
この方は、元々の心棒が、すごく太かったのでグラスファイバーの心棒を二本使い、補強しました。

金属心棒は、折れないのですが
力が直接根っこにかかります。逃げるところにない咬合力が、破折を呼んでしまいます。
硬ければ良いという時代は、終われました。東京タワーのような鉄骨の高い建物は、なくなり。ビル自体が、揺れながら耐震構造は、作られる時代。

歯の中の構造物も、しならせる事で、破折予防をしています。

急な来院でしたが、すぐに仮歯を作成して、事なきを得ました。根っこの治療は、問題なかったので次回、ワンダーでセラミックの歯を入れる予定となりました。この歯治療は、次回で終了となります。

前歯がないと困ったことになります。すぐに対応できて良かったです。

自分の歯で噛む喜び、天然の根っこを守る為に・・・

 

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科