こんにちは。

三鷹市 ハートフル歯科 歯科医師 井上 貴史です。

今回は9月14日(日)~9月15日(祝)にマイクロスコープポジショニングコースに受講してきました。

このコースは1~2年待ちのとても人気の高いマイクロスコープのコースで、やっと私の順番となり受講しました。

以前のブログにも載せましたが、マイクロスコープの多くの使い方としては片手にミラーを持ちミラーに写し出された歯を治療しております。
そのため片手はミラーを持つため両手を使いたい治療はできません。
 
 
 
 
歯科では狭い口腔内の歯や歯周組織を治療するために、多くはミラーテクニックと呼ばれ片手にミラーを持ってミラーに映った歯や歯周組織を対象に間接的に診療します。

医科では、精密でそして失敗の許されない治療においてミラー越しに診療することは考えられないそうです。
そのためミラーテクニックと呼ばれる概念はないそうです。

今回受講したのは一番の目的は秋山勝彦先生が考案された「The Micro Endoscopic Technique Akiyama Method」を学ぶためです。

「The Micro Endoscopic Technique Akiyama Method」はハートフル歯科南口院に二台あるツァイス社のマイクロスコープ(OPMI Pico with MORA インターフェイス)を利用して、ミラーに越しの像ではなく直視で治療部位を見ることができます。

このマイクロスコープの最大の特徴は左右に動き可動域が大きいことが特徴です。
 

 
そして延長の筒をつけることでさらに可動域が大きくなります。
可動域が大きくくねくね曲げることができます。

マイクロスコープの使用方法の多くはミラー像を見て治療を行います。

実際に上顎前歯のミラー像と直視をくらべてみると…

左がミラー像です。右が直視です。

ミラー像ではないので治療時に反転することなく、治療時間が短く、治療の質も向上します。
しかし、ポジショニングが非常に難しいです。

このテクニックではなかったら下から覗き込まないと右上の画は見えません。

患者さまに質の高い歯科治療を受けてもらうために、ポジショニングの精度をさらに上げていきます。

ポジショニングコース終了後に修了証を頂きました。

秋山先生、インストラクターの先生、スタッフのみなさまありがとうございました。

12月にはプリンシパルコース(初心者顕微鏡コース)にも参加予定です。

このような機会を頂き、理事長、ミナ先生ありがとうございます。

“すべては患者さまの笑顔のために…”

医療法人社団徹心会ハートフル歯科