みなさんこんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮です

みなさん親知らずが生えてきたらどうしようと考えたことがありますか?
親知らずと聞くと

腫れるんでしょ?抜くと痛いんだよね?
親知らずって抜いた方がいいって聞くけど・・・

そんな言葉が聞こえてきそうです。

今月のテーマは
「親知らずって本当に抜かなければならないの?」
について徹底解説しています!

前回は「こういうケースでは抜歯しろ!」について
他の治療計画で妨げになってしまっている場合
をお話しました

前回のブログはこちらから

 

今回は
「簡単に親知らずは抜歯するな!」
についてお話していきます

前回までのブログでは
親知らずを残しておくことでのリスクについてお話してきましたが
一転して親知らずを抜歯するなというテーマで
困惑している方もいらっしゃるかと思いますが
進めていきましょう

簡単に親知らずは抜歯するな!

それはなぜか?

私のブログでもよくお送りしていますが
「歯の移植」は親知らずをドナーとして使用することが多い治療だからです

親知らずがあれば救えた症例は多くあります

もし親知らずがなかったらインプラント治療しか選択肢がない・・・

インプラント治療が悪いわけでは決してありません
歯の移植とインプラント治療
成功率や適応症例はインプラント治療の方が勝るわけですからね

私もインプラント治療の方が
メリットが多くお勧めする場面は多くあります

ただインプラントにはない
ご自身の天然な歯によってだけえられる
「噛み応え」はご自身の歯を残してこそのものなのです

ご自身の歯を残す治療があるのであれば
メリット・デメリットを含めお知らせした上で
治療法を選択してもらうべきという考え方から
抜歯を宣告された時には
移植を含め計画が立てられないか
いつも検討しています

私が個人でアップしているYoutube動画
「抜いた歯が蘇る?!歯の移植ってどんな治療?」

でも紹介しましたが
移植歯の条件として親知らずの歯根の形態は移植が適応になるか否かに
関わってきます

複数に枝分かれした歯根であったり湾曲した歯根は
移植手術時に歯根を折ってしまったり
歯根表面の歯根膜剥離に繋がってしまいます

そうなれば移植はできません

移植に向いている太くて丸い単純な歯根を持った歯は将来役に立つかもしれません
親知らずが存在していて将来的に使えそうな歯であれば
将来に貯金しておきましょう!

そう患者さんにはお話しています

いかがだったでしょうか?
今回は「簡単に親知らずは抜歯するな!」
についてお話しました

親知らずを残すことでのメリットデメリットを含め
治療計画を練ってもらうことをお勧めします!

かかりつけ医として患者さんの普段お困りのことを
少しでも減らせるような診療を心がけ日々歯科医療に従事しております。

何かお困りのことがありましたらぜひご連絡ください。

虫歯・歯周病は予防できる感染症です。
予防したい方、改善したい方は一度歯科医院へご相談ください

あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・

医療法人社団徹心会ハートフル歯科