みなさんこんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮です

先日、月1回兵庫で行われている保田好隆先生の全顎矯正歯科治療コースを受講してきました。

5月の第1回に始まり今回は第8回。

実習でいえば今回がメインの実習となります。

座学から始まり、矯正器具の装着を学び、今回はタイポドント実習

 

タイポドント実習は以前あげたブログ

矯正セミナーに行ってきましたin東京〜部分矯正編〜

矯正セミナーに行ってきましたin東京〜部分矯正編〜

でも書きましたが、矯正のシミュレーションをするための実習です。

WAXに歯が並んでいる模型に矯正器具を取り付け、お湯につけます。

WAXはお湯により軟化しますからワイヤーの力によって模型の歯が並んでいくという仕組み。

今まで習ってきた内容が全て集約されている実習です。

昨年別のセミナーでもタイポドントの実習は行ったため、

復習をしながらの実習となりました。

 

まずは凸凹の歯並びの改善を行なっていきます。

かみ合わせの面がデコボコしている場合は

まずは揃えるために歯を1本1本、移動させていきます。

このデコボコの歯の高さを揃える矯正の準備段階のことを「レベリング」といいます。

歯が生えてきた位置に異常がある場合も、レベリングで治すことができます。

 

このレベリングは軟かいワイヤーでゆっくりゆっくり行なっていくものなので

時間がかかりますが、ここをしっかり行うことで確実な矯正を行うことができます。

レベリングをするだけでも歯並びの印象はかなり変わります。

しかしそこで終えてしまうとまた後戻りにより元に戻っていってしまいます。

レベリングの期間はおよそ6ヶ月〜1年と言われていますが、

きちんと段階を踏んで進めてもらうことをお勧めします

 

まずは細いワイヤーをブラケット(歯についている矯正用金具)に通して

前から2番目の歯を並べられるポジションまで持っていきます。

 

そのためには犬歯が邪魔なので犬歯を矯正用の針金で引っ張ります。

これを「レースバック」といいます

 

お湯に浸けて温めWAXを軟化させます。

写真ではなかなかわかりにくいですが、

すこーしだけ犬歯が奥に移動しました。

本日はここまで

この模型ちゃんと綺麗な歯並びになるのでしょうか?

 

次回は続編を書きたいと思います。

 

あなたの歯が一本でも多く残せますように・・・。

 

 

 

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科