みなさんこんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮です

 

先日、木曜日にお休みをいただき

兵庫県へ日帰りの矯正セミナーへ行ってきました!

実は4月から月に1度この矯正セミナーに参加させていただいています。

普段は矯正に触れる機会がないため、

患者さんに歯並びについて相談されても

専門医に診てもらいましょうとしかお答えできない未熟な自分が

とても嫌で、1からしっかりと学べる矯正をと考え、

1年コースの矯正セミナーを受講しています。

 

先月まではレントゲンの診断のしかたであったり、

模型分析といって模型からどれくらいの矯正量の必要があるかの

診断であったり

割と座学が中心の講義内容でした。

今回からは実習中心の講義に変わりました

 

内容はマイクロインプラント

え?矯正なのにインプラント?

そう思われる方も多いかもしれません。

 

矯正を行う場合、

作用・反作用を考えなければなりません。

数学や物理みたいですね

 

歯を引っ張る力を入れた時、それにより引っ張られてしまう歯があることを

考えなければなりません。

勝手に歯が動くわけではないのです。

 

そのために、どこを固定限にして、どの歯をどう動かしたいのか?

そこがとても難しい。

 

矯正の肝でもあり醍醐味でもあるところです。

 

マイクロインプラントは

アンカースクリューとも呼ばれ「アンカー(いかり)」の役割を担います。

 

このアンカースクリューを固定源として歯や歯列を引っ張るのです。

 

それにより今まで難しいとされてきた

ガミースマイルの方などの圧下(歯を歯肉の中に沈める)や

受け口の方を非外科で受け口の改善(カモフラージュ)をすること

ができるようになってきました。

 

マイクロインプラントの活躍の場は全顎的な矯正だけではありません。

私の行うエクストリュージョンにもとても役に立ちます。

 

エクストリュージョン(矯正的挺出)は通常

隣在歯がなければ引っ張るための固定源がないので

適応外となってしまいますが

隣在歯がない時にはマイクロインプラントを固定源に引っ張るという

選択が取れます

 

マイクロインプラントは

治療の選択肢が広がるとてもいい治療がと確信しました。

次回のセミナーも楽しみです

 

あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・

医療法人社団徹心会ハートフル歯科