こんにちは
ハートフル総合歯科グループの歯科医師井上貴史と申します。
今回は、左上の歯のむし歯を除去しセラミック治療を行ったケースについて書きたいと思います。
前回のブログはこちらです→https://heartful-konkan.com/?p=18873&preview=true

前回は、歯科検診にて左上の前から4番(第一小臼歯)、5番(第二小臼歯)、6番目(第一大臼歯)の歯がむし歯と言われ来院されました。口腔内診査などを行い左上第一小臼歯、左上第二小臼歯はむし歯治療をして、その後セラミックインレーというセラミックで修復という流れで治療していきました。
セラミックを使用しての治療は自費治療になります。
今回はむし歯を徹底的に取り除いてセラミックインレーにて修復していく内容です。

歯科用回転切削器具を使用してむし歯を除去していきます。先にはラウンドバーといって先端が丸いものを使用しています。ラウンドバーでむし歯を慎重に除去していきます。歯と歯の間の隣接面が特にむし歯が進行しています。歯の神経(歯髄)に近い部分があるので注意していきます。

むし歯が取れているか確認します。むし歯になった歯質は柔らかいので硬い健全な歯質かどうか確認します。
むし歯が除去できたらコーティングを行います。
むし歯が大きく進行していた部位もあるので術後にしみる症状や痛みなどの症状がないようにコンポジットレジン(歯科用プラスチック)を使用してコーティングを行います。

コーティングが終わったらセラミックインレーを歯科技工士さんに作成してもらうために形成といって形を整えます。その後に型を取ります。左上第一小臼歯、左上第二小臼歯にセラミックインレーを取り付けました。
セラミックインレーは歯科用のセメントで歯と接着させます。セラミックインレー取り付け後に余分なセメントを除去します。歯と歯の間にデンタルフロスを入れてきっちり通るかも確認します。セメントがあるとデンタルフロスが通らないことがありまあす。その後、咬み合わせのチェックをする咬合調整を行います。咬み合わせが問題なければ研磨を行います。咬合調整を行った部位を中心にセラミック専用の研磨の器具を使用します。

今回はむし歯治療を行ってセラミックインレーで修復しました。

今後ともよろしくお願いします。

井上貴史

医療法人社団徹心会ハートフル歯科