気づかぬうちに進む虫歯・・・歯の隙間の虫歯について!
こんにちは!ハートフル総合歯科グループ 小坂井竜也です。
皆さんは、歯の部分でむし歯ってどこができやすいかご存知ですか?
歯のかみあわせの面多いかと思われがちですが、実際歯と歯の隙間の虫歯が非常に多くなっています。
隙間の虫歯は上から見ても分かりにくく、通常の歯科検診では見逃されてしまうことも少なくありません。
しかし、当院ではお口全体のレントゲン検査であるパノラマレントゲンを最初に撮影していれば、怪しいところが見つかるケースが多々あります。
こういうことから、歯科医院でのしっかりした検診は非常に重要な事がわかりますね!
そしてこの歯と歯の隙間にできる虫歯が多い原因は、歯磨きの仕方や食習慣に影響が大きいと考えられています。
特に歯磨きに関しては通常の方法で磨いていただいても、全体の60%しか汚れが落とせていないという
データがあります。
では、残りの40%の磨き残しはどこにあるのか?
そう、歯の隙間の汚れがその40%の大半を占めているのです!
ですから、歯の隙間を磨ける道具である「デンタルフロス」をお勧めします。
ただし、やり方が難しい点があるので当院の衛生士、歯科医師にご相談いただき、
お力になれればと思います。
そして、こういう隙間の虫歯が多くできる患者さんは、他の歯も同じような虫歯になっていることも
少なくありません。
そのような方は、こう思うのではないでしょうか?
私って虫歯になりやすい体質なのかな?
そもそも歯が弱いんじゃないのかな?
お母さんもむし歯が多かったから、遺伝かしら??
なんて思うかも知れません。
そんなこといったら歯医者さんに「歯を磨きなさい!!」と怒られそうですよね?
でも実は、それは正しい認識なのかもしれません!
それを調べるのが「SMT」という検査になります。
虫歯のリスクを比較的安価で検査できますし、歯周病や口臭などのリスクのチェックもできます!
しかも、唾液を検査するだけなので、身体的負担はありません。
今後、SMTに関して詳細をお話しますのでその際はまたブログを見て頂ければ、と思います。
そうして、虫歯ができる前に予防できたら一番最高なのです。
でも、虫歯ができてしまったら大きくなれば自然治癒はしません。
骨折のように放っておいて治ること、穴が埋まるようなことはありません。
今の時代、むし歯は、予防出来る! そう思ってください。
そして、相談してください。みなさんの声を待っています。
出来てしまったものは元に戻らないので、悔やんでも前に進まねばなりません。
次回は、そんな隙間の虫歯についてどうやって治療していくのか?というお話をさせて下さい。
全ては患者さんのために!